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2025年問題と古本・レコード終活

夏休みの終わりごろ、都会で暮らす帰郷中の当卒塾生が遊びに来た。今年でもう大学4年生。内定はもらったそうだ。いま中古レコード屋でバイトしており、最近は終活世代からの買取りが多い、とのこと。

で、考えた。
2025年以降、先輩の団塊の世代が後期高齢者75才以上になっていく。それにつれてその世代の終活も活発化していくだろう、と。結果、彼らが収集してきた憧れの昭和の黄金期のお宝の古本やレコード、玩具、古着、玩具・古道具等々が市場に流れてくるのでは・・・と。つまり蒐集側としては、お宝が手に入りやすくなるでは?と淡い期待。

ところで最近、2024から始まる「新NISA」をよく耳にする。(儲かっても税金がかからない投資枠が増える)ただ、コツコツ積み立ての長期運用始めるには自分はもう年取り過ぎたか?いやいや幸か不幸か長生きしてしまったら・・・この先の日本は超高齢化社会。そのための投資リスク分散・・・だがしかし所詮少額しか余裕がないのだからやってもあまり意味がないのでは??いやいや投資も塵も積もれば・・なんてことをグズグズ考えている。

考えることで自分のライフプランの見直し。世界や日本の社会・経済動向には敏感になる。これまで正直あまり関心なかった政治も気になるようになる。これはこれで良いことだ。たまに来る卒塾生たちに積立NISA知ってるか訊いてみよう?(若い世代こそメリットが大きいようだから)

今までは積立貯金するようにコツコツ古本・レコードを集めてきた。で今からそれらを売ったら?・・投資リターンを得るにはもう時すでに遅いか?前述のとおり、団塊世代が終活期に入ったから古本・レコードの価格も下がっていくであろうし、買う世代はどんどん先細りしていくだろうから。(ただ希少なものはプレミア化していくだろう。)

レコード最後の世代(岡田有希子以降~ウィンク以前のアイドルがすき)

実感として、お店や中古市に行くと自分はまだ若造世代だ。長年ずっとそうだしこれからもそうだろう。町内会でいつまでたっても青年部なのとかわらない。つまり、我々がアナログメディアの主な買い手として最後世代かなと?若い人もたまに見かけるけど割合としてはマイノリティだ。

生まれながらのデジタル世代の10代塾生とか見てたら古本やレコードを買うなんてとても想像つかない。ゲーム、メタバース、ストリーミング、AI・・価値感が違いすぎる。(レコード屋でバイト卒塾生はもの好きな変わり種だ(笑)。もちろん本当に古くて形あるもの好きな人だけの小規模なサークルででやりとりはつづいてはいくだろうけど・・。


興味のない人にとっては邪魔なものなんだろうけど・・・
70’S~80’S好き

そもそも老後の楽しみと言う理由でやってる古本・レコード集め。その多くは積読状態だ。仕事を言い訳にしないで健康寿命があるうちにちゃんと読めよ・聴けよ!と自分に言い聞かせて棚を眺めている。

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で、いつかは古い時代のものが好きな若い世代に引き継いてもらえる活動、すなわち終活(実はそんなの遠くないのだ)をやっていくのもそれはそれで楽しいのかもしれない。






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