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楽しみたいだけ

楽しみたいだけ

平素よりお世話になっております。高島です。

あけましておめでとうございます。そして、先日誕生日を迎えました。
お祝いしてくださった皆さま、ありがとうございました。
本年もしっかり、はっきり、演奏していこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

と、毎年同じことを思います。
学生時分に「もっと自分の言葉で演奏なさい」「ヘッド(皮)の裏側まで叩くように」等と教授によく諭されていました。

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夢が終わるとき

夢が終わるとき

平素よりお世話になっております。高島です。

二十台前半の頃。池袋に居を構え、毎晩「あぁでもない、こうでもない」と考えあぐねていました。
時たま、その酒に付き合ってくれる友人たちもおり、「オレたち、27歳まで生きてねーかもなぁ」などと語らっておりましたが、何ごともなく普通に、今もこうして考えを巡らす夜を過ごせています。そのうち本当に一人居なくなってしまいましたけれども。

僕の界隈で「死ぬまでで日

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「オトナの色気」について答えを出した。

「オトナの色気」について答えを出した。

平素よりお世話になっております。高島です。

Abode illustratorをはじめて触ったのは四年ほど前になります。
なにを作ったのかは覚えていませんが、色調感覚・デザインが自分の生活にどれほどの影響を及ぼしているのか、「雑味は要らぬ」とモノトーンの服で暮らしていた僕は初めてそのチカラを体感しました。

思えばさらにその数年前。
長崎県の端っこで一緒に仕事していたアートディレクターが「なんや

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オートモードでの記述

オートモードでの記述

平素よりお世話になっております。髙島です。
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

併せて、昨日誕生日を迎えました。お祝いのコメントなどありがとうございました。
個人的に歳を重ねることにあまり抵抗はなく、むしろ重みが増していくことに喜びすら感じています。この若造が、とナメられることも多々あったので、個人的に加齢はウェルカム。
自分なりにカッコいいオトナを目指していく

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所内は13時間、路上12時間

所内は13時間、路上12時間

平素よりお世話になっております。高島です。

「ねぇ、今度の金曜日バイトしない?
人間と”ブツ”を関東近郊まで届けてもらうだけのカンタンな内容なんだけど。」

後輩にそう電話入れたのが深夜の二時。
BGMは舐達麻、GREEN ASSASSIN DOLLARのビートが冷たく響く。

『日程、空いてますよ。ちなみに何運ぶんすか?

……ヤバいモノじゃないっすよね?』

LINE通話はどこで漏れるかわか

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カウントダウンジャパンのはなし

カウントダウンジャパンのはなし

平素よりお世話になっております。高島です。

今年も残るところ数日、このクソ忙しい年末に引っ越しを検討しています。

変化していく環境・状況と相まって、どんどん増えていく楽器・機材たち。
その隙を縫うように生活するのももう今年で限界、
フレッシュな気持ちで新年を迎えるにはもはや住まいを変える他ない、という判断です。

引っ越しに伴って身辺整理をしていると出てくる出てくる思い出の品たち。
卒業アルバ

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ソレは口に出した途端に、濁る。

ソレは口に出した途端に、濁る。

平素よりお世話になっております。高島です。

「自分の身は自分で守る」、最近そういうことをあらためて意識します。

悪いことが起きたらぜんぶ自分のせい、良いことが起きればそれもすべて自分のおかげ。
時には誰かのせいにもしたくはなります。しかし「ごめん」と謝られたとて、なんの足しにもならず、なにか事態が好転することもない。
再び歩み続けるためには結局自分から、その足を踏み出すほかない。

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文章にだって鮮度がある

文章にだって鮮度がある

平素よりお世話になっております。高島です。

「Cyberpunk 2077」を買うべきか、ずっと悩んでいます。

今年上旬のステイホーム期にPS4に目覚めてからというものの、事あるごとにコントローラーを握る癖ができてしまいました。
遊んでいる時間・暇があるなら楽曲制作や着想、次の構想を練っておいた方がいいのは重々承知しています。

が、どうも筆が進まない。そんな時にPS4のスイッチを入れますが元

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主催者のいないパーティー

主催者のいないパーティー

平素よりお世話になっております。高島です。

最近あまりニュースを見なくなった。
浮世離れした生活を送っている反動か、世間一般以上に世相を知っておかねば、という思いからきているものだが、
その入口だとどうしてもネガティブな話題ばかりに目がいってしまう。

ことの始まりはそういう強迫観念に近いところから発進していた気もするが、流行病拡大の影響もあってかどうも調子が悪い。
時たま近所の老女と立ち話をす

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失われた飢餓感

失われた飢餓感

平素よりお世話になっております。高島です。

「もういっそ、絵筆は折るべきであろう」

そう思ったことが過去に何度かあります。
やってもやっても辿り着けないどころか、思い描いていた理想の自分はずいぶん前から見えなくなっていた。
ということはもうこの道は自分には向いていない、そろそろドラムスティックは置いてはどうか。そんな神の啓示だと思った。

そんな時に限って連絡があり、自分の力を必要としてくれる

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