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失われた飢餓感
平素よりお世話になっております。高島です。
「もういっそ、絵筆は折るべきであろう」
そう思ったことが過去に何度かあります。
やってもやっても辿り着けないどころか、思い描いていた理想の自分はずいぶん前から見えなくなっていた。
ということはもうこの道は自分には向いていない、そろそろドラムスティックは置いてはどうか。そんな神の啓示だと思った。
そんな時に限って連絡があり、自分の力を必要としてくれる人が現れる。
ステージに立ち、圧倒的な才覚を見せつけてくれる人を「ヒーローだ」「ロックスターだ」と揶揄するがなんてことない。
むしろ救われているのはこちら側だったりすることが多い。
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