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SF界のビッグ3(3・終)アーサー・C・クラーク

昨日に引き続き、
SF 界のビッグ3について
書きます。

三人目にご紹介するのは、
アーサー・C・クラークです。

2005年、88歳のアーサー・C・クラーク
Wikipedia より引用)

アーサー・C・クラークは、
1917年、イギリス、
サマセット州で生まれました。

子どもの頃から、
天体観測と SF小説に夢中で、

1934年(17歳)から
英国惑星間協会に入会し、
積極的に活動、

1946年(29歳)には、
同協会の会長も務めています。

英国惑星間協会:
イギリス、ロンドンにある非営利団体。
世界でもっとも古い
宇宙支援組織でもある。

学校卒業後は公務員として働き、

第二次世界大戦中には、
イギリス空軍の将校として、
電波探知法、レーダーの開発に
携わりました。

戦後は、ロンドン大学の
キングス・カレッジに入学、
物理学と数学を専攻します。

クラークは、それ以前にも同人誌で
いくつかの作品を発表していましたが、
作家としての本格的な商業デビューは、
1946年(29歳)です。

1956年(39歳)、
クラークはスリランカへ移住し、
最後までそこで過ごしました。

スリランカへの移住は、
彼が同性愛者で、
スリランカが性に
寛容だったからだと言われています。
(2008年、91歳で永眠)

*   *   *

ここからはクラークの代表的な作品を
いくつかピックアップして紹介します。


『幼年期の終わり』(1953)

宇宙人によって飼育される人類、
変わり果てていく地球の光景を
哲学的なテーマも絡めて描いている。

SF傑作として、世界で知られた作品。


『2001年宇宙の旅』(1968)

スタンリー・キューブリック監督による
映画版が原作で、
公開後に発表された小説版。

そもそも、同作品は、クラークの作品に
触発されて作られたもので、
映画版の脚本にもクラークが携わっていた。

映画版とは異なる、
クラーク独自の解釈が多い
小説となっている。

続編として、
『2010年宇宙の旅』
『2061年宇宙の旅』
『3001年終局への旅』がある。


『宇宙のランデヴー』(1973)

22世紀の宇宙を舞台にした
「ラーマ」シリーズの1作目。
(ネビュラ賞、ヒューゴー賞受賞作品)

小惑星だと思われていたラーマが、
人工建造物であることがわかり、
宇宙船・エンデヴァー号が
その探索のために派遣される。

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