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好きな映画100(35-31)

好きな映画を100作品選びました。

昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。

▼前回の記事はこちら


35.サイコ('60)

監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョセフ・ステファノ
出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ
配給:パラマウント映画
はじめて観た歳:19歳('02年)
ヒッチコックの映画は19歳の頃に、DVD のボックスを購入し、よく観ていました。中でもこの『サイコ』は忘れられない作品ですね。
タイトルの通り、怪物や幽霊を主題にしたホラーではなく、サイコサスペンス(人間の異常心理などを扱ったサスペンス)になっています。
前半からの不穏な空気、そして後半でさらに変化する展開が何度観ても素晴らしいです。
もっとも有名なバスルームの惨劇のシーンは、ナイフが身体に刺さったカットは一つもないというのを後から知って驚きました。

34.逃走迷路('42)

監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ピーター・ヴィアテル、ジョーン・ハリソン、ドロシー・パーカー
出演:ロバート・カミングス、プリシラ・レイン、オットー・クルーガー
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
はじめて観た歳:19歳('02年)
ヒッチコックの DVD ボックスの中では、本作も忘れられない作品の一つです。
濡れ衣の罪を着せられた主人公が追っ手から逃げ続ける話なんですが、行く先々で見知らぬ人に助けてもらう展開に、妙なリアリティーを感じました。
ヒッチコック監督の作品なので、もちろん映像も素晴らしく、終盤の高所から落ちる演出は80年前の映画とは思えない出来栄えです。

33.怪盗グルーの月泥棒 3D(’10)

監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー
脚本:シンコ・ポール、ケン・ダウリオ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
はじめて観た歳:39歳('22年)
3D の CG を使ったアニメーションといえば、ピクサーが先行しており、圧倒的な完成度を誇っていましたが、それに勝るとも劣らないのがミニオンが登場する『怪盗グルー』シリーズです。
この1作目から、ビジュアルもシナリオも完成されています。
ピクサー作品よりもコメディー色が強い内容で、ビジュアルの演出もギャグに特化したもので、その質感が素晴らしいんですよね。
ファレル・ウィリアムスが手がけた音楽もいいです。

32.ゴールデン・チャイルド('86)

監督:マイケル・リッチー
脚本:デニス・フェルドマン
出演:エディ・マーフィ、シャーロット・ルイス、チャールズ・ダンス
配給:パラマウント・ピクチャーズ
はじめて観た歳:6歳頃('89年頃)
これは子どもの頃に何度も観た作品で、大人になってからも観たいと思いながら、しばらく観れていないんですよね。
主演のエディ・マーフィが演じるのは、行方不明の子どもを専門に探す「探し屋」で、さらわれたチベットの神秘の子どもを探す旅に出ます。
ファンタジー色の強い内容で、特撮もよくできていました。これまた下条アトムによる吹き替えがよく合っていて、声を聴くだけで笑ってしまうんですよね。

31.宇宙戦争('05)

監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ジョシュ・フリードマン、デヴィッド・コープ
出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ジャスティン・チャットウィン
配給:パラマウント映画
はじめて観た歳:24歳頃('07年頃)
『宇宙戦争』というタイトルが『スター・ウォーズ』のようなものを連想させますが、内容はちょっと違います。宇宙人から攻撃された地球で、主人公(トム・クルーズ)は家族とともに避難するんですね。
主人公は妻と離婚しており、たまたま二人の子どもを預かっている時に、このような状況になってしまい、子どもたちは全然お父さんに、なついていない感じがとてもリアルでした。
SF ではあるのですが、そういった要素よりも家族の結びつきなど、ヒューマンドラマ的な部分に魅力を感じましたね。
原作は H・G・ウェルズが書いた SF の古典ですが、「宇宙からの脅威」は、いろんなものに置き換えて解釈することができるでしょう。

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