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おもしろい文章とは

note で毎日、文章を書くようになり、
以前にも増して、
「おもしろい文章とはなんだろう」
ということをよく考えます。

みなさんは、自分が書いた文章が
おもしろいと思いますか。

「おもしろい」というと、
笑えるオチがあるとか、
ギャグが入っているとか、
コミカルさを連想しがちかもしれません。

でも、ここで私が言っている
「おもしろさ」というのは、
笑えるかどうかではありません。

もちろん、そういうタイプの文章で、
魅力的だなぁと思うこともありますが、
ギャグが入ってるからといって、
なんでもおもしろい
と思うわけではありませんよね。

ちなみに「おもしろい」の語源を
ご存知でしょうか。

「おもしろい」は「面白い」
と書きますよね。

顔が白くなるんです。
これではなんの意味かわかりませんね^^;

その昔、まだ電気もない時代の話です。

人々は夜に焚き火を囲んで、
話をする習慣がありました。

そこで話がうまい人が話し出すと、
みんなは夢中になって、
その人の話を聞きますよね。

そうすると、当然、
夢中になって聞いている人たちの顔は、
喋っている人の方に顔が向いて、
焚き火の灯りに照らされることになります。

その顔が白く見えることから、
「面白い」という言葉ができたのです。

だから、本来の「おもしろい」に
笑えるかどうかは関係ありません。

ようは話を聴いてる、
あるいは文章を読んでいる人を
夢中にさせるものは、
すべて「おもしろい」のです。

冒頭の「自分が書いた文章を
おもしろいと思うか」
という質問に戻りますが、
私自身は自分の書いた文章が
そこそこ好きです。

自画自賛はよくないと言われますが、
自分が書いた文章が、
そこそこでもおもしろいと思えなければ、
私にはこうやって文章を
公開する意味が見出せません。

毎日、自分がおもしろい
と思うことを書いているつもりなので、
自分で読み返しても、
そこそこおもしろいです。

私の文章は、
別に笑える要素がある方でもありませんが、
自分の書いた文章を読み返してみて、
「なかなかうまく書けてるじゃないか」
と思うことも少なくありません。

全部の文章をそう思うわけではないですが、
特に「今日はうまく書けた」と思う時は、
飽きるまで何度も読み返します。

何年も前に書いた文章で、
何を書いたか忘れてしまっている
自分の文章を読み直していて、
ハッとさせられることもありますね。

今日は自分にとって、
「おもしろい文章」とは、
何かを考えてみましょう。

おもしろい文章①
「興味のあることが書いてある」

自分にとって、
興味のあることが書かれている文章は、
間違いなくおもしろいです。

逆にどんなにうまく書かれていても、
自分がまったく興味のない話は、
読んでいても退屈に感じます。

もちろん、全部が全部ではありません。

私はスポーツにあまり興味がなくて、
そういった話が苦手です。

ですが、私の好きな作家さんが、
スポーツのエッセイを書いたのを
読んだことがあったのですが、
これはおもしろく読むことができました。

スポーツを扱っていても、
スポーツを知らない人でも
楽しめるような文章になっていたからです。

逆に、興味のある分野の話でも、
それなりに知識を得てくると、
うるさくなります。

興味のある分野の話でも、
すでに知っていることばかり書いてあると、
退屈に感じるのです。

おもしろい文章②
「知らなかったことが書いてある」

先ほどは、興味のある内容でも、
知っている話ばかり書かれていると、
退屈に感じると書きました。

逆に興味の有無に関わらず、
知らなかったことが書かれていると、
妙に惹きつけられたりもします。

なんてことはない
平凡な日常を綴った文章でも、
ちょっとした雑学なんかが、
アクセントとして入っていると、
おもしろいと感じることがありますね。

おもしろい文章③
「発想が独創的」

これも結構大事なことかもしれません。

どんなに平凡な内容であっても、
「そんな風に考えるのか」
と自分にはないような、
発想が盛り込まれていると
おもしろいと思います。

これは書き手の立場だと、
なかなか判断が難しいところです。

自分では当たり前だと思っていたことが
他人にとっては独創的に感じられたり、
逆に、自分では独創的と思っていても、
他人にとっては平凡に感じられたり、
ということが往々にしてあるからです。

①や②の要素は、
割と自分でも判断がつきやすいですよね。

この話は、みんなにとって、
興味があるかとか、
この話はあまり知られてないだろう、
と事前に想定することができます。

しかし、独創性に関しては、
書いたものを読んでもらって、
反応を見るしか、
手がかりがないのではないでしょうか。


以上、3点に絞って、
私が思う「おもしろい文章」
について書きました。

この他にも、
文章そのものがおもしろい、
というような場合もありますが、
それについては、
また機会があれば書くことにします。

最後に嬉しいお知らせです。

先日、私が書いた
「ルームシェアへの憧れ」を
和歌子さんが記事の中で、
紹介してくださいました。

和歌子さんはアメリカ、オーストラリアで、
シェアハウスでの生活を経験をされていて、
その実体験から学んだことを記事にされています。

知らなかったことが書かれていたので、
これもおもしろい文章でした。

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