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レントゲンのジャケット

今日もしりとりエッセイ、
続けてまいりましょう。

昨日は「ルームシェアへの憧れ」
だったので、
今日は「れ」からはじまる言葉です。

「レントゲン」でいきたいと思います。

記事のタイトルでつなぐルールなので、
最後が「ん」じゃないか、
というツッコミはなしですよ(^^)

レントゲン写真を使った、
印象的なCDのジャケットがあります。

一つめにご紹介するのは、
ドイツのバンド、
ファウストのデビューアルバム
『Faust』(‘71)です。

先ほどはCDと書きましたが、
まだレコードの時代の作品ですね。

私も現物は見たことがありませんが、
オリジナルの原盤は、
レントゲン写真を印刷した
特殊ビニール盤だったそうです。

ファウストは20代の頃に、
マニアックなラジオ番組で、
一度聴いたことがあるくらいで、
CDは持っていません。

この記事を書くにあたって、
昨夜、本盤を試聴してみたのですが、
とにかくマニアックな音楽です。

ファウストの初期の作品の特徴は、
さまざまな音源のテープを
切り貼りして作ったコラージュにあります。

1曲目の冒頭では、
ビートルズの曲もコラージュされていましたね。

廃校になった校舎に
録音機材を持ち込んで、
レコーディングされたという、
その音質は独特な音響になっています。

普通の人が聴いたら、
雑音にしか聞こえないと思いますが^^;

若い頃はこういうのも好きで、
よく聴いていました。

今でもたまにこういった、
前衛的なサウンドを欲することがあります。


次にご紹介したいのは、
L'Arc〜en〜Ciel の hyde が、
はじめて発表したソロアルバム、
その名も『ROENTGEN』(’02)です。

こちらの作品にも、
レントゲン写真があしらわれています。

ちなみにこの写真は hyde 本人の
頭蓋骨のレントゲンです。

L'Arc〜en〜Ciel 自体は、
それほど私自身の音楽的な趣味に
合致しているわけではありません。

妻が大ファンでして、
L'Arc〜en〜Ciel や hyde の別バンド、
VAMPS のライブに、
何度か同行したことがあるんです。

妻にラルク関連の音源を
聴かせてもらう中で、
この『ROENTGEN』は、
私も特に気に入っていて、
愛用のウォークマンにも入れています。

最初聴いた時、あまりにも、
L'Arc〜en〜Ciel のイメージとかけ離れていて、
ビックリしたんですよね。

なんせ、一般的なJ-POPとは、
サウンドが全然違います。

アンビエント色が強く、
バックのサウンドの重厚さも
すごいんですよ。

なんでも本盤のレコーディングは、
ロンドンのスタジオで行われたそうです。

もちろん、発売当時は、
L'Arc〜en〜Ciel のファンには
受け入れ難い難解な音楽に感じられたようで、
まぁ、無理もないですね^^;

妻も最初は今ひとつ、
魅力がわからなかったようですが、
私が絶賛するのを見て、
改めて本盤を聴くようになり、
今では大好きなアルバムになっています。

なお、このアルバムは、
20年近く前に発表されたもので、
L'Arc〜en〜Ciel の作品群と比べれば、
世の中の注目を集めた作品ではありません。

しかし、hyde 自身にとっては、
はじめてのソロ作品ということもあって、
思い入れのある作品のようで、
今年に入ってから本作をフィーチャーした
全国ツアーも展開しています。

そして、21日(水)は、
札幌公演が予定されており、
妻が観に行く予定です。

残念ながら私は仕事のため、
行くのを断念したのですが、
休日だったら、観に行きたかったですね。


さあ、月曜から続けてきた、
しりとりエッセイですが、
今日で一旦、ひと区切りとなります。

「理想のゲーム」
「虫が出てくるエンタメ」
「名物・ジンギスカンを語る」
「ルームシェアへの憧れ」
「レントゲンのジャケット」
とお送りしてきました。

こんな機会でもなければ、
書くこともなかった記事ばかりです。

自分としても、
次に何を書くことになるのか、
予測不能で楽しかったですね。

この書き方を拝借させていただいた、
みどりネコさんからは、
「一週間とは言わず続けてみてください」
と言われましたので、
今後も不定期で続けていくことにします。

次の記事は、「と」からですね。

考えておきましょう。

ちなみに、みどりネコさんから
教えていただいたのですが、
この「しりとりエッセイ」の
元ネタは中島らもの著書だそうです。

いずれこの本も読んでみたいですね。

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