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メディアリテラシーの鍛え方(2)スポンサーを持つ媒体の問題点

インターネット上では
誰もが情報の発信側に回ることができ、
他のメディアをはるかに上回る
膨大な情報が行きかっています。

しかし、そこにある情報の信憑性については
「玉石混交」です。
(いいものもある。悪いものもある)

「悪い情報があるなら、
 インターネットで情報を発信する側に
 制限をかけて、
 正しい情報だけになるようにすればいいのに」

こんな風に考える人もいるかもしれません。

しかし、この意見には賛成しかねます。

なぜならば、公共の電波や新聞には
それ相応の知識さえあれば、
にわかには信じがたい情報が
流れることもあるからです。

公共のメディアであるはずの
新聞、テレビ、ラジオで
なぜそのようなことがあるかと言えば、
それらのメディアには
必ずスポンサーがいるからです。

「スポンサー」とは
「広告主」のことです。

民間の新聞、テレビ、ラジオには
必ず広告やCMがあります。

民間のメディアの送り手である
新聞社、放送局は広告収入で
経営を賄って、
運営されているのです。

そうなると、
どういうことが起こるでしょうか。

これらのメディアでは、
スポンサーが不利になるような情報は
一切流すことができません。

スポンサーに不都合な情報は
触れられません。

もっと酷い場合は、
スポンサーが有利になるような
情報を流すことがある
と考えるべきです。

それでは民放ではない、
NHKのような放送局は
どうでしょうか。

NHKは民放ではないので、
国家がスポンサーともいえます。

国の運営にとって不都合な話を
ゆがめて伝えられる
可能性もあるのです。

これは日本に限った話ではありません。

各国で「プロパガンダ」という
国民を煽動するような
メディアの使い方がされてきました。

実際、私は子どもの頃から
テレビで伝えられるニュースを正しい情報と
認識して過ごしてきました。

ところが、大人になってから、
自分で色々なことを勉強してみて、

そこで得た知識と照らし合わせてみると、
テレビではおかしなものの伝え方が
されていたり、

間違った情報さえも
当たり前のように流されていることが
あることを知りました。

その時に、はじめて私は
インターネットや出版物の方が
正しい情報を伝えることもあるのだ
ということを私は知ったのです。
(もちろん「正しさ」は
 一つではありません)

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