テレビレビュー『ブルーロック（シーズン1）』（2022～2023）とにかくぶっ飛んでるスポーツアニメ
とにかくぶっ飛んでるスポーツアニメ
最近のアニメは、
あまり知らないんですが、
以前から興味はありました。
でも、どこから手を付けていいか
わからないんですよね。
なんせ、昔に比べて、
アニメの数って、
すごく増えた気がするんです。
流行っているものもいいですが、
まったく知らない作品も
観てみたい、
そう思った私は、
アニメ好きと思われる
20代の女性にオススメを
聴いてみました。
その時に紹介されたのが
本作だったんですよね。
まったく知らない作品でしたが、
2018年から『週刊少年マガジン』で
連載されている人気作でした。
サッカーを題材にした作品
ということで、
私はスポーツが苦手で、
その手のマンガも
全巻読めたことがないので、
（大体、本格的な試合に
なってくると、
ついていけなくなる）
観る前は「どうだろうか？」
と思いました。
しかし、実際に観てみると、
これがものすごく
おもしろかったんです。
本作のぶっ飛んだ設定には、
いい意味で予想を裏切られました。
全国の高校から選りすぐりの
サッカー選手が集まる
主人公・潔世一は、
（いさぎよいち）
高校2年生のサッカー部員です。
名門校のサッカー選手として、
それなりの実力はあるものの、
他の選手よりも秀でた武器もない
平凡な範囲に収まっていました。
そんな彼のもとに
一通の招待状が届きます。
日本フットボール連合が立ち上げた
サッカー選手の養成施設
「青い監獄プロジェクト」
その名も「ブルーロック」です。
全国で活躍する高校の
サッカー選手が300人が集められ、
（全員、フォワード）
「世界一のストライカー」を
生み出すのが、
このプロジェクトの目的でした。
潔は、このプロジェクトへの
参加を決意し、
期待に胸を膨らませて、
この施設にやってきたのですが、
そこで待ち受けていたのは
想像を絶する
サバイバルだったのです。
日本サッカーに
足りないのは「エゴ」
前述したように私は、
この手の作品にうといので、
印象でしかありませんが、
一般的なサッカーアニメといえば、
青空の下で、選手たちが駆け回り、
チームメイトとの絆を深め合い、
強敵に打ち勝つ、
といった流れが連想されるでしょう。
しかし、本作は、
その真逆を行っています。
「ブルーロック」は、
（青い監獄）
その名の通り、打ちっぱなしの
コンクリートで覆われた施設で、
まるで監獄のような場所です。
ここでの生活では、
爽やかな青い空すら拝めません。
選手たちは、時にはチームを
組むこともありますが、
あくまでも、尊重されるのは、
「個人」の「才能」です。
それもそのはず、
このブルーロックでは、
すべてがサバイバルなのです。
選手たちは成績に応じて、
常にランク付けされ、
ここから脱落したものは、
日本代表入りの権利を
永久に失います。
これは本気でサッカーに
打ち込んでいる若者にとっては、
「死」に等しいことでしょう。
だからこそ、選手たちは
必至にライバルを
蹴落とそうとします。
さもなければ、
自分の選手生命が
絶たれてしまうからです。
なぜ、このような施設が
作られたのか、
そこにも深い理由があります。
ブルーロックの全権を握る
責任者・絵心甚八は、
（えごじんぱち）
「日本サッカーに足りないのは、
エゴだ！」
と豪語する人物です。
何度も言いますが、
サッカーのことは
まったくわからない私ですが、
そんな私でも、
日本サッカーは「チーム力」
というイメージがありました。
個人の力では敵わなくても、
チームプレイで実力を発揮する
タイプなのだろうと、
なんとなくそう感じていました。
しかし、絵心の言うところによれば、
それでは「世界一」には
なれないのだそうです。
そんなわけで、
ブルーロックで重視されるのは、
いかに「個人」として
優れているかという点です。
個人の「エゴ」を試すために、
ブルーロックでは、
さまざまな試練が課されます。
そして、そこから脱落したものは、
二度と這い上がることが
許されません。
どうですか？
この設定、
なんだかワクワクしませんか。
各ゲームの設定も
通常のサッカーでは考えられない
一癖あるものばかりで、
おもしろいんです。
ストーリーが進むごとに
夢中になって観てしまいました。
本作のシーズン1（全24話）は、
2023年の3月に放送を
終了していますが、
今年の4月には、
劇場版の作品が公開されますし、
その後には、
シーズン2の放送も
控えているようです。
今後の展開も気になる作品です。
【作品情報】
2022年～2023年放送（全24話）
原作・ストーリー監修：金城宗幸
漫画：ノ村優介
監督：渡邉徹明
声の出演：浦和希
海渡翼
小野友樹
放送局：テレビ朝日
配信：U-NEXT、niconico、TELASAほか
【原作】
【エイトビットの作品】
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