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「いきフェス2023インタビューvol.8」〜実行委員の田中 貴士さん〜

「いきてゆくフェス2023」は、大阪府豊中市と豊中市介護保険事業者連絡会の共催で約20年続くイベント。前身の「いきいき長寿フェア」から、2021年に「いきてゆくフェス」にリニューアルしました。テーマは、「あつまれ!多世代 知ろう!カイゴとフクシ」。子供から高齢者まで幅広い世代が交流し、介護や福祉について触れられる・学べるイベントです。

このnoteでは、イベントの運営メンバーとして活躍されている方々を紹介していきます。今回インタビューしたのは、実行委員の田中 貴士(たなか・たかし)さん。田中さんは豊中市内で補聴器販売店「ほちょうきのRe」のスタッフをしておられます。

【いきてゆくフェスについて】

補聴器専門店ほちょうきのReのスタッフをしながら「いきてゆくフェス2023」に参加

ー「いきてゆくフェス」に参加した理由やきっかけは何ですか?
補聴器販売の会社に勤めていまして、会社の広報活動的なもので何かイベント事はないかなと検索していたときに、「いきてゆくフェス」を見つけました。どんなイベントなのかと顔を出させていただいたら、いつの間にか実行委員になっていた感じです。

2023年9月のオープン実行委員会の様子

ー「いきてゆくフェス」に参加して楽しいこと、面白いことはどんなことですか?
オープン会議に何度か参加させていただいて、普段接点の無い方とひとつのことを作り上げていくというのが楽しいなと思います。会社にいると、何かプロジェクトを進めることはあっても、同じ会社というくくりの中なので。
ボランティアで参加しているメンバーが、イベントを成功させるというひとつの目的に向かっていくのは、なかなか味わえないことなので面白いなと思います。

フェスの魅力は、みんなでひとつのプロジェクトを成功させる面白さ

ー「いきてゆくフェス」に参加して大変なこと、苦労したことがあれば教えてください。
月に一回の集まりでしか顔を合わせることがないので……。普段はラインワークスを通じてやりとりするんですが、どうしても実際に会うより話の密度が薄くなってしまうので、なかなか進まないなというのはずっと感じています。正直ちょっと、今から期日に間に合うかドキドキし始めている状態ではあります。(笑)

誰でも声をかけやすい、やさしい街になってほしい

ー「いきてゆくフェス」を通じて豊中がどんな街になったらいいと思いますか?
豊中に生まれてずっと住んでいて、街自体は住みやすいなとは感じていますが、それでも例えば横断歩道など、バリアフリーが進んでいないところもまだまだあります。地域だけで解決できることではないですけど、「おじいちゃん大丈夫?」など、声をかけやすい空気の街になったらいいなと思います。
私の近所でも認知症で徘徊して、今どこにいるのかわからなくなる方がいらっしゃるんですが、そういうことがあっても慌てずに、みんながちゃんと対応できるようなきっかけ作りになればと思います。

【介護・福祉について】

ー介護や福祉の仕事にまつわるイメージや「いきてゆくフェス」を通じて感じたことを教えてください。
介護職の方とあまり深く関わることがなかったのですが、オープン実行委員会に参加して、こんなことに困っている方がいるとか、こんなふうに思っている方がいるという話を聞いて、新たな知識を得ることができました。そういう部分では「いきてゆくフェス」に参加したメリットがあるなと感じます。

異業種の人とつながることができるのも、実行委員会のメリット

【ご自身について】

補聴器の仕事に就いたきっかけは昔眼鏡店で働いていたことがあり、経験を生かせる仕事が補聴器販売だったということも大きいのですが、目にしても耳にしても「こんなに見える(聞こえる)んやね!」と喜んでもらえることが嬉しかったです。それにもともとおばあちゃん子だったので、ご年配の方の助けになるような仕事がしたい、と思っていたことがこの仕事を選んだ理由です。

陽気で楽しいお兄ちゃん感のある田中さん

仕事のやりがいは補聴器を装用したときに明るい表情になるのを見たり、補聴器の調整一つで聞こえが良くなったわ!と喜んでいただけたときにはうれしくなります。私は難聴ではないため、真に難聴の方の気持ちに寄り添えているとは思えません。ただ難聴の方は私たちが想像する以上の不便さを感じていらっしゃいますから、少しでも補聴器や聴こえのトレーニングという形で生活の不便さを取り除くお手伝いができるのなら、とてもうれしいです。

オープン実行委員会議でも発言しています

ー老後、豊中でこれからもどんなふうに生きていきたいですか?
豊中市は大阪市内みたいな活気はないですが、落ち着いた暮らしやすい街だと思います。家族を作って、ゆっくり暮らしていけたらなとは思います。
服部緑地公園など、どんどんキレイになったり良くなってきているところがあるので、また面白い部分を再発見して、何か大きな変化がない限りは、豊中にそのまま住み続けていけたらいいなと思っています。

【豊中市について】

「お気に入りは服部緑地公園ですね」と田中さん

ー豊中市のいいところ、好きなところは、どんなとこですか?
どこにでもアクセスしやすいところが、いいところのひとつなのかなと思います。遠出するにしても高速のアクセスもいいですし、動きやすいですよね。服部緑地公園など、ゆっくりできる場所があるところもいいなと思います。

服部緑地公園敷地に咲く満開の桜

ー豊中市内で好きな場所を教えてください。
服部緑地公園です。ずっと豊中に住んでいるので、自分の住んでいるエリアが好きな場所になりますね。

【最後に】

おじいちゃんやおばあちゃんを誘って一緒に来てね!

ーnoteを読んでいる皆さんに、「いきてゆくフェス」のアピールをひとこと!
歴史のある商店街で行う介護や福祉にまつわるイベントですが、介護や福祉に関わる方だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんから小さいお子さんまで楽しめるイベントを作り上げようとしています。我こそは!という方はボランティアも募集されていますので、ちょっと目立ちたがりの方、よかったら来ていただけたらなと思います(笑)。
私のチームは鬼ごっこをやります。昨年特に小さいお子さんにすごく喜んでいただいたイベントなので、おじいちゃんやおばあちゃんを誘って一緒に来ていただければと思います。

ー田中さん、ありがとうございました!

取材・記録/広報サポーターあい

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