見出し画像

「被害者意識」から抜けるためにすべきこと

今日は、「被害者」からどうやって抜け出るか、について書きます。個人的に感じているのは、「被害者」を経験したことのある人は、加害者よりも「有能」で「器が大きい」ポテンシャルのある人だということ。

起業家へのインタビューなどでも人間不信だったとか、いじめられたことがある……といった話を結構耳にするものなのです。

私自身も、エネルギーが大き過ぎて目立つために被害者になりがちでした。私がどういった課題をこなしてきたかについて、以前の記事に書きました。

シンプルにまとめると、以下の通り。

①親子の確執(感情という自己エネルギーの否定・排除・矯正・ひいき)
②いじめ(小・中・高・社会人、時期によって理由が違う)
③「性」にまつわる問題(自分の性への違和感・性被害)
④配偶者の虚言と軽犯罪(暴力・借金・金銭無断使用)
⑤心の病(パニック障害とそれゆえのうつ症状)
⑥子育て(発達障害・不登校・アトピー)
⑦仕事(特性と状況を踏まえた働き方の模索)

アドラーがいうように、ほとんどが人間関係ですよね。これらは、生育環境による「愛着障害」によるややこしさもあったと思います。でも、いまの私から見ると「どれも人間がつけた名前」だけの問題であって、すべてに共通しているのは、

「私であること」の探求

であったと言えるかもしれません。さて、そこからどう乗り越えていけば、いまのように「笑顔」で生きられるのか。まだいま、

・人の話がすべて自分への批判に聞こえる
・人と話すと怒られている気がする
・人に認めてもらえない気がする

という状況にある人が、まず絶対にやったほうがいいことを、今日は書いてみようと思います。これをしておくことで、「あぁ、この人と仲よくなりたい」と思ったときに、怖がらずに関係を築いていけるはずです。


①まずは自分のドロドロとした気持ちを出しまくる

こういったSNSなどに投稿などに書く前に、まずはノートに書いて書いて書きまくること。投稿にしようとすると、ちゃんとまとめなきゃと思ってしまいますよね。でもそれじゃ足りない!(笑)

・自分がなにがしんどかったのか
・どんな思いだったのか

たくさん罵って、たくさん吐き出して。

ここで下手に「なかったこと」にして「おりこうさん」になると、不完全燃焼が起こります(汗)。それに溜め込んだままだと、人とのコミュニケーションにおいて、つい卑屈になってしまいます。投稿や会話にうっかり「罵倒」の言葉が出てしまうかもしれません。

書いて書いて書きまくる。
山や海で叫ぶ。
思い切り身体を動かして暴れる。

そういうことを、一度、徹底的にやったほうがいい。ダークサイドにいる人のエネルギーを受けてきたわけですので。

まずは、そこから。

「外へ出す」ことがとにかく一番。でないと人にぶけてしまうことになりかねないからです。

書いて書いて書きまくった紙は捨てます。燃やすのが一番ですが、難しかったら破り捨てて。読み直すと、せっかく出したエネルギーをまた体内に取り込んでしまうことになってしまうからです。

難しい場合は、心理系の専門家のところでしっかり話を聞いてもらってください。受け止めてもらうのは、なるべくプロに。たまっているものによっては、相手に受け止めさせてしまいかねないからです。

私は、短大時代、保育科の教授・原先生に母親の話をしまくりました(汗)。非常にラッキーだったと思います。先生は息子しかいないので仕事の参考になったとおっしゃっていました。そういう相手がいればいいですよね。でなければ、プロの精神科医や臨床心理士に伝えたほうがいいでしょう。

話はそれから。

②当時の自分の写真に言葉をかけてあげる

しんどかったころの自分の写真を用意して、その子に声をかけてあげます。ちょうどの年齢じゃなくてもいいけれど、なるべくその当時の自分を思い出せる姿のものを。トラウマがあって見たくないという人は、想像でも構いませんよ。

その自分になんて声をかけてあげたいですか?

「よくがんばったねぇ!」
「生きていてくれてありがとうね」
「しんどかったよねぇ」
「あなたは悪くないよ」
「かわいいねぇ」

私は、そんな言葉が出てきました。当時の自分と話をしたり、イメージできるのなら抱き締めてあげてください。いまでは瞑想中に、インナーチャイルドちゃんとちょっと対話したりしています。

③思っていなくても心の中で「ありがとう」

加害者である人たちをイメージして(イメージするのが辛いぐらい渦中の人はイメージしなくても大丈夫です)、その人たちに「ありがとう」と心の中で伝えます。

思っていなくてもいいのです。
思えなくていいのです。

ただ、「ありがとう」と棒読みでいいのです。心の中でいいのです。

毎日唱えるように「ありがとう」を言っている間に、なぜか「自分」に変化が生まれてきます。

これを試してみてください。

以上、3点セットです。渦中でしんどい人は無理をせずに。でも、変わりたいなら、この先の人生を楽しみたいのなら、騙されたと思ってぜひ試してみてください。

変化が必ず生まれてきます。ずっと恨み続けるよりも、人生ががらりと大きく変化していきますよ。

被害者から抜け出したfukkoより
被害者のみなさまへ愛を込めて💕

※本日の挿絵は『問題解決のための瞑想法』天外伺朗著より。
自分に巣くうモンスターを知り解決していくための瞑想方法が書かれています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?