【自然食品広報誌・元編集長通信③小麦・ミルク・砂糖に注意】

私がマクロビと出会ったのは、20年以上前のこと。当時、関西で久司先生のマクロビを提唱していた某N先生を複数の女性が取り合っていたころだった……のは、もう時効だよね。うん。

大阪市内某所にあったマクロビサロンで、その複数の女性のひとりが食事指導をしておられて、自分の症状を伝えたところ、

・小麦
・牛乳
・玉子
・芋類
・かぼちゃ
・鶏肉

を控えましょうとアドバイスされたことに驚いたのが、「マクロビってすごい!」と思ったきっかけ(いや全然続けてないけどね)。

「え! それ好きなものばっかり」とボケた私。
「えぇ、だからこの症状が出ているんですよ」と、その女性。

……あ、なるほどね(*⁰▿⁰*) 恥💦
 
そこからです。マクロビオティックの書籍はもちろん、東洋医学の本を読んだり、アンドルー・ワイル博士の本を読んだり、し始めたのでした。

読むだけ読んで、守れないのは性格です。「酒飲んで肝臓悪くしても酒はヤメらんねぇぜ!」という世間のおじさまたちのようですね、わたくし。
 
あ、たまにね、久司先生がマクロビの創始者のように記述している人がいますが、創始者は櫻澤如一先生。久司さんはそのお弟子さん。そして、桜澤先生は、福井県出身の医師・薬剤師である石塚左玄に深く影響されているし、石塚先生は、江戸時代の医学者・貝原益軒による健康についての指南書『養生訓』の影響を強く受けていたということで、実は、歴史的には江戸時代に遡るということになります。

桜澤さんがすごいのは、先に食文化の「フランス」でマクロビを流行らせて(仏語で出版)、日本に逆輸入しようとした戦略がすごいと思っています。

さて。これもさておき。

さまざまな健康に関する活動をしておられる方にインタビューしてきた結果、いつもいつも玄米や菜食は無理だなと思っている私が、雑でラクにやりつつ、気をつけたほうがいいと感じているものはスイーツ、パン、イタリアン好きが食べてしまうこの3つ。

・小麦
・牛乳
・砂糖(精製糖)

です。パン、ピザ、ケーキ……大好き(*´∀`*)。

小麦が悪いということは一概には言えず、私はむしろ小麦の「栽培に使われる農薬」「輸入時に船内でかけられる薬剤」などに問題があるのではないかと思っています。

とはいえ、小麦をやめてみたところ断然体調がよくなったという人が私の知り合いには何人もいますので、やはり過剰摂取には気をつけたほうがいいのだろうなと思っています。

また、牛乳。健康に気をつけたい人の間ではすでに周知の話ではありますが、日本人には不要であり負担をかけると思われる説がたくさんあります(詳しいことは自分で調べてね)。からだを冷やすという意味では、実は、豆乳も冷やす系なのでこれまた注意が必要。いろいろややこしいよね。

そして、砂糖。砂糖については私は、沖縄のサトウキビ農家さんにもつながりがあるので、簡単に「サトウキビ」を悪者にする説には賛同できません。そして、白砂糖については諸説ありますが、一番問題なのは「ミネラル」が足りないということ。ゆえに、ミネラルを補給すればよいのではないか、とも思います。確かに糖分を摂り過ぎてしまう傾向にはありますが、私は、ケーキ作りには白砂糖を使い、普段の料理には、きび砂糖やテン菜糖を使っています。きび砂糖はミネラルがかなり残っていると言われており、吸収も穏やか(白砂糖は速攻吸収)というところもおすすめ。

どんな食料も、摂り過ぎはいずれにしてもよくないので、あれがダメこれがダメというより、上手にバランスを取ればいいのではないでしょうか。

そして、なによりも「我慢」がいうストレスになるというのなら、食べたうえで、「足りないものを補う」。そして、ストレスを普段から発散しておくことで、食べたい欲求を抑えるということも大切だと思います。

次は、「この人の料理が美味い」という、シェフの話をしたいと思います。

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