ふと。

ある日、携帯のフォトギャラリーに保存されている昔の写真を見ていました。

旅行、スノボ、フットサル、キャンプ、フェスやBBQなどなど。
満面の笑みやドヤの顔で切り取られた自分を、若いなー、楽しんでんなー、やってんなーと公園で遊ぶ子供を微笑ましく見守るように見ていました。

ふと、気づいた。
あれ、今の写真(自分)を10年後の自分が見た時、どう思うんだろ。

急につまらなくなったな。
惰性でだらだら過ごしてたな。
てかこの時代写真ないやんけ。

え、そうなりそう。
うん、そうなる。

80年初頭生まれ。俺らの若い時はお金が舞ってたとバブル世代から散々意味ないマウント取られるバブル恩恵をギリ受けられなかった生まれ。
バブル知らんし、あんたらが終わらせたんじゃんとは言えず、すごいっすねーで終わらせる世代。
とはいえ悲観もせず、時代の移り変わりをすべて見てきた世代。
固定電話→ポケベル→PHS→携帯と連絡手段は変わり、オリコンチャートはアイドル曲からTKサウンド、ロックはビジュアル系へ、パンクはハイスタを筆頭とする、ハードコアやメロコアへ。チビT、エアマックス、Windows95。ジェットコースターのように時代の景色が変わっていくワクワクした青春時代を過ごした世代ではありました。

get on、cool、smart、ollieをざっくり調査。なけなしのお小遣いでたまに本物を買い、他は絶対パクりでしょ的なやつで武装し、俺オシャレでしょでやり過ごす学生時代。
そこに載っているストリートスナップで「30代 自営業」の人を見ると、おっさんがこの歳までかっこつけてんじゃねーよと思いながら見てました。
今思う。見ていたあの方はとてもかっこいい生き方をしてたんだなと。この歳になると貫く生き方をかっこいいと思う。それが一番難しいと知っている。
本当世間知らずの若造が生意気にすみませんでした。

そんな自分はそろそろ40代になる。

ふと、思う。
50歳の自分が今の自分に何を言うかなと。
「普通に好きなことをしよう」と思った。
50歳の自分は10年前の自分を、公園で遊ぶ子供を微笑ましくみたいんだろうと。

これから始まるpostは、まあまあのおじさんカテゴリの人が、ただただ普通に好きなことして、楽しんだことをつらつら書こうと思っています。
多分、なんの面白いことも起こらないと思いますが。
どうぞ、たまに気になるぐらいでお付き合いいただけると幸いです。

もうすぐ40代 自営業より。