見出し画像

「しなさい」より「助けて」で動けることもある

❝特性のある子は本来優しいと思う❞


週に3回中学校の放課後学習指導に行っています。

今年の子供たちは、
なんだか特性のある子たちが
集まっているように感じるのですが、
その中でも一人の中一男子生徒は
明らかに他の子と違っています。

時に自分をペシペシ叩いてみたり
突然大きな声でひとり言のようなことを言ったり、
やたらと話しかけて来たりで、
絶えず何らかのアクションを起こしています。

学習室の中には静かに勉強がしたい子もいるので、
対応に苦慮するのですが、
一対一でくっついて
「○○ちゃんが困っているのを見ると先生は悲しくなるので助けてくれる?」
というと、「なんでこまっている?」
と聞き返してきます。

「大きな声でおしゃべりしたり
ドンドン音がすると頭が混乱するみたい。
だから5分だけ静かにできるかな?」

その子の起こす様々なアクションは
その子なりの精神の安定を図ろうとしている姿なので
禁止することはできないと思うのですが、
HELP信号を出したら反応してくれました。

2分くらいしか静かにできなかったのですが、
「2分できたね」と褒めると、
「次は3分できるかなぁ」と返してきました。

「きっとできるとおもうよ。○○ちゃんも嬉しいと思うな」
でまたチャレンジしてくれます。

特性のある子どもは基本的に素直で優しい子が多いと感じています。
表現の仕方や自己制御のやり方が下手なところがありますが、
工夫して糸口を見つけていけたらなと思う
嬉しい一日でした。


❝特性のある子は本来優しいと思う❞


今日は土曜日。嬉しい一日でありますように💖


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?