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理学療法士のikesです。普段は外来・通所・訪問リハビリを行なっています。普段の臨床場…

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理学療法士のikesです。普段は外来・通所・訪問リハビリを行なっています。普段の臨床場面での患者さんへの対応を産業衛生分野においても活かすために、noteでは、病院に行くほどではないビジネスパーソン、一般の方を対象に簡単なセルフコンディショニングについての発信を行なっていきます。

最近の記事

産業衛生分野に関わる用語の解説

今回は、産業衛生分野でのセラピーを行っていく上で必要になる用語の理解の解説を中心に記事を書いてみました。 今回の記事は、「予防と産業の理学療法 南江堂 2020」、令和2年9月に出された経済産業省ヘルスケア産業課の「健康経営の推進について」のスライドを中心にまとめさせて頂きました。詳細は、リンク先のURLをご参照ください。 健康とはWHO憲章(1947)では「健康とは、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり、単に病気がないとか虚弱でないということではない」(Hea

    • お久しぶりです。

      こんばんは、ikesです。 本業が忙しく、noteの更新ができていませんでした。失礼しました。 今後は少しずつですが、合間をみて記事の更新を行っていきたいと思います。 今後は、産業保健分野での理学療法を行っていく上で欠かせないワードである健康経営について、自分の中でのまとめを記事にさせて頂きたいと思います。 改めて、言葉の定義を明確にした後、理学療法士という自分がどのように関わっていくことができるか、また関わり方の目標などを希望的観測を込めて記事にしていきたいと考えてい

      • “痛み”について

        皆さんは、「痛み」と聞いて、どのようなイメージを受けるでしょうか? 多くの方は、痛みと聞くとネガティブな印象を持たれると思います。 そこで今回は、普段関わることの多い“運動器の痛み”についてまとめてみました。 次回は、産業分野における痛みとの関わり方についても書いてみたいと思います。 記事のまとめ ◯痛みとは ◯痛みは必要?不必要? ◯痛み種類、時期 ◯痛みがある方との関わり方、セルフケアについて 僕が普段勤務している整形外科クリニックには、運動器に関する痛みを主訴として

        • 立つ姿勢について〜セルフチェックとセルフケアの紹介〜

          「静は動の基本」と言われており、立つ姿勢(立位)はその次の動作である歩行につなげるための立位になります。 直立二足歩行は、脚と脊椎を垂直に立てて行う二足歩行のことです。現存する生物のうち、直立二足歩行が出来る生き物は人間だけであると言われています。先ずは簡単に直立二足歩行の利点と欠点をご紹介します。 直立二足歩行の利点 ・脳の容積を拡大することが出来、全動物中最も高い知能を獲得した。 ・前脚が歩行から解放されたことにより、重量物の運搬が可能となった。 ・投擲という他の生物

        産業衛生分野に関わる用語の解説

          デスクワークで生じやすい身体の使い方とその特徴

          前回の記事で椅子で作業する理想的な姿勢や坐骨の見つけ方について書かせていただきました。今回は、前回の最後に紹介した周辺環境によって座っている姿勢が変化してしまうことの具体例とその対応についてご紹介させていただきます。 ◾️今回の記事の概要 〜具体的な状況とその対応について〜 ・モニターの位置 ・マウス操作が多い ・電話の受け取りが多い(オペレーター業務) ・同じ方向への動作が多い場合 ・日差しが強い ・冷房が強い ・お尻のポケットに物が入っている場合 ・まとめ はじめに普

          デスクワークで生じやすい身体の使い方とその特徴

          椅子で作業する姿勢について

          前回は、僕が考える姿勢の全般的な内容について記載しました。今回は、少し掘り下げて“作業中の椅子に座る姿勢”について書きます。 ▪️今回の記事の概要 ・理想的な椅子の座り方と周辺環境 ・坐骨の見つけ方、意識の仕方 ・実は気が付いていない環境要素が座る姿勢に与える影響 上記の記事にもありますが、2011年の調査によると日本人は世界の中でも平日の座位時間が多い事が指摘されています。特に現在は、リモートワークなども増えている方も多いため、通勤時間の減少に伴い1日の中でも座っている

          椅子で作業する姿勢について

          僕が考える”良い”姿勢について

          こんにちはikesです。今回は姿勢について書きます。今までの記事よりもテーマが漠然としているため、一般論ではなく僕が考えて普段から患者さん達に指導している”良い”姿勢について書いていきます。 姿勢とは姿勢(しせい)とは、重力に対して、バランスを取っている時の体の姿である。 なので、水中や宇宙船など、重力を受けない場所では姿勢は存在しない。 見た目の格好、立ち姿等の目に見える姿形をさすだけではなく、その人の心構え、気持ち、気構えや決意をこの言葉で代用する事がある(例:「姿勢が

          僕が考える”良い”姿勢について

          指から手首にかけてのセルフチェック

          こんにちはikesです。 前回の記事では、指から手首にかけてのセルフチェックを書かせて頂きました。今回は、セルフチェック(状態確認)の方法について書かせて頂きます。 前回は、主に手首から指にかけてついている大きな筋肉に対するセルフケアを中心にご紹介しました。今回は、手の平の中にある小さな筋肉に対するセルフケア・手首のセルフチェックをご紹介します。普段の中でも出来ると思いますので、参考にして頂ければ幸いです。 指のセルフチェックまずは、手のひらを自分の方に向けて下さい。そ

          指から手首にかけてのセルフチェック

          「指〜手首」へのセルフケアについて その①

          こんにちは ikes です。 今回は、「指」を使う方に対しての記事になっています。指を使う場面を思い浮かべて頂きたいのですが、朝から晩まで様々な場面で指を使う場面が多いことが感じられると思います。そのため、どの年齢の方に対しても有効な記事になっていると思います。 セルフケア(マッサージやストレッチ)とセルフチェック(状態確認)を含めてのセルフコンディショニングとして提案させて頂きたいと思います。今回は、指を動かす大きな筋肉に対するセルフケアを取り上げます。 指〜手首の重

          「指〜手首」へのセルフケアについて その①

          理学療法士の僕が産業衛生分野に興味を持ったワケ その②

          こんにちは ikes です。  今回は、前回の記事からの追加で産業衛生分野に興味を持ったワケの続きについて書かせていただきます。 予防理学療法について 前回の記事https://note.com/ikes_therapy/n/ncfbc54475273にも書かせて頂きましたが、クリニックで整形外科疾患の患者さんの対応をしていく中で、目の前の患者さんたちが今後、整形外科に来なくもいい状態がどうやって作れるのだろうかと考えるようになりました。予防的な視点ですね。最近は予防理学

          理学療法士の僕が産業衛生分野に興味を持ったワケ その②

          理学療法士の僕が産業衛生分野に興味を持ったワケ その①

           初めまして。理学療法士・作業管理士のikesです。  初めてのnote記事を作成してみようと思います。  今回は、僕の簡単な自己紹介とnoteの目的を書かせていただきます。 1.理学療法士について 僕は、普段、理学療法士として整形外科クリニックで勤務しています。  クリニックでは、主に整形外科疾患の患者さんを対象に医師からの指示を受けて、理学療法を実施しています。  まずは、理学療法士という資格について簡単に説明します。(理学療法士協会ホームページより抜粋していま

          理学療法士の僕が産業衛生分野に興味を持ったワケ その①