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男性育休取得を躊躇しているあなたへ2

前回に引き続きこのテーマで書いてみる。
この体験が誰かの男性育休取得の参考になれば幸いです。
これからは育児に積極的な事もイケオジの条件になるのかな。
本日も宜しくお願いします。

妻との育児作戦会議

1人目の時妻は産後鬱になった。初めての子育て&里帰り出産で離れていた事もあり、私自身のサポートが行き届かなかったことを悔いた。
これを踏まえ今回は妊娠直後から話し合いを重ねた。会話の半分以上は出産と育児体制のことだった。
テーマは『産後妻の体力回復最優先』。新生児の育児は当たり前に大切だが、妻の体力回復も同じくらい大切。
新たに赤ちゃんを迎え入れるにあたり、
・これから新たに増えるやるべき事は何か
・どう対応するのか
・やらなくて良い事は何か
・その他家事の優先順位
上記をじっくり話し合った。 

家事も育児もジェンダーレス

新生児を育てるにあたり授乳だけは母親しかできない。まずこれについて話し合い勉強して様々なアドバイスも受け、私たちは完ミ(完全ミルク)を選択した。母親しかできないことを排除した。そうする事ですべて父親でもできるようにした。
ミルク、沐浴、寝かしつけ…
これは日頃の家事も同じ考えである。
皿洗い、買い物、洗濯、ゴミ捨て、料理、掃除などすべての家事がジェンダーレスであるように、育児にもジェンダーレスを採用した。
その結果、スムーズにスタートできた。妻の負担は最小限になり、徐々に私ができる事が増えていった。
どちらかが、できるタイミングで、できるだけやる。こういう体制が自然と確立してきた気がする。
ちなみに、今回の出産に伴い、我が家ではドラム式洗濯乾燥機を導入した。
壊れたら買うつもりだったが、一向に壊れない。待ったなしで買うことにした。このおかげで得ることのできた小さな時間を育児や自分の体力回復に充てることができるので、非常に満足している。

夜間担当大臣の楽しみ

重複するが今回のテーマは『産後妻の体力回復最優先』である。体力回復には睡眠時間の確保が必須のため、夜は私が担当した。
リビングで新生児と2人で寝て、泣いたら都度オムツ交換/ミルク/寝かしつけを対応した。
寝不足が続いたが(今も続いているが)、不思議と3週間過ごすと体が慣れる。そして変化球しか投げない新生児の球が、次第に見えてくる。空振りばかりしていたが、徐々にアジャストできるようになるのが毎回楽しみになってくる。
「今日は昨日より仲良くできる気がする」を毎日繰り返している感じだ。
私が夜間担当する事で、産後も順調に経過しており、妻もいつものようによく笑っている。
改めてこういう選択をして正解だと実感している。

育児は未来への投資

子供と過ごす時間の量に後悔したく無い。
だから単身赴任もしないし毎日接したい。子育てと言ってもある程度物事の判断がつくようになれば全て手離れする。
やってあげないといけない時期にしっかり時間をかけて接するか
今後もこの感覚で子供と過ごす時間を積極的に確保するつもりだ。
ましてや娘2人。父親離れも早い気がする。
1mmでも健やかに育つのであれば一時期の睡眠不足はどうって事ないと思えてくる。
寝返りやハイハイ、歩いたり走ったり喋ったり。イヤイヤ期も経験してまた大きくなる。
これからたくさん体験する初めてを間近で見届けたい。
自己満足かもしれないが、20年後に振り返った時、育児は楽しい思い出にしたい。
時間をかけて接した分は、本人にとってプラスになっていると願いたい。

育休のススメ

育休中は毎日が忙しくあっという間だった。やる事だらけである意味充実していたと思う。仮に育休を取っていなかったと想像するとゾッとする。妻のワンオペだと家庭に限界が来ていたと思う。
育休を取った方が家族の仲が良くなったと実感している。たくさん話し合い日々試行錯誤しながら前に進んでいるからだ。
育休取得できるのであれば、それに向けて前に進める事をお勧めする。
今の立場や職場の理解など諦めずにトライして欲しい。奥様ともじっくり話し合って欲しい。
育児について考えようとする事で、もう育児はスタートしている。(チキンライスの歌詞みたいだ)
育休を取れない理由を並べるのではなく、まずは奥様と話し合う事から始めて欲しい。
育休は会社員/公務員の特権である。簡単に諦めるのはもったいない。

男は外で稼いでくるに対して

今回育休を取得し新生児と上の子と過ごして思う事は、お金よりあと1人いてサポートして欲しいという事だ。つまり圧倒的に時間が足りない。
男は外で仕事して稼いできているとドヤ顔をするだろう。だけどこの時期はお金はそこまで必要ない。
出産前まである程度お金を残す→育休取得してサポートする、この時期の足りない分は貯金から取り崩す→生活リズムが安定したら復職して仕事する
この形がベストだと思う。ここに男女でギャップがあるかもしれない。
外で仕事して帰ってきて疲れたーとソファで全力で休まれるとイライラする理由がよく分かった。
育休中は通常給料の約6割支給される。それで良いじゃないか。計画的に行こうぜ。

私の夢

娘からはいつまでも頼られる存在でありたい。
ショッピングセンターで一緒に買い物にも出かけたいな。ついでに映画も見たりして。
娘が友人から遊びに誘われたら「父さんと映画に行く約束がある」と自然に断ってくれたらなお嬉しい。なんちゃって。
そんな存在になるためにはイケオジになっている事が条件だろう。娘から尊敬される父親になりたい。
自己研鑽を止めず娘とのコミュニケーションも大事にしてゆっくりじっくり信頼関係を築いていこう。

ここまで読んで頂き有難うございます。
これから育児が始まる皆様にとって、少しでも参考になれば幸いです。

押忍。
peace。

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