見出し画像

『アラフォーサラリーマン。気ままに行ったところ旅行記』 〜初めてのスペイン2日目〜

2日目と言いつつも、正味3日目にあたる。

私の一人旅は基本的に兎に角よく歩く。1日約4万〜5万歩だ。

1日の平均男性の平均歩数は6,794歩のようだ。

普段、仕事している時でも1万歩歩いたらスマホかおめでとうの通知が送られてきて、よく歩いたなと思う。

昔、恋人と一緒に韓国旅行に行った時だが、歩きすぎて夜に恋人がホテルの浴槽で自分で泣きながらマッサージしている姿をみた。大変に申し訳なかったなと思った思い出があるくらいだ。※もちろん翌日は反省して、地下鉄やタクシーを乗り継ぎ甘いものをたくさんご馳走しました。

夢だった場所

さて、この日はこの度の目的の目的の1つでもある最も有名な建築物を朝から目指す。ホテルから徒歩で約30分ほどだった。

場所はここだ。

画像1

サグラダファミリア( Sagrada Família)

完成する前にどうしても見たかった。昔からの夢だ。

子供の頃見たドキュメンタリー番組で日本人の方が、工事に参加していると知った時、胸が熱くなり誇りを胸に感じることがあった。

やっとこれた。

入場口は2つあって、もちろん生誕の門(Tower on the Nativity facade)から入る。日本人彫刻家である外尾悦郎さんが手掛けている。私にとっては夢の入口なのだ。

画像2

デカすぎて画角に入りきらない、、、、

チケットはエレベーターとオーディオガイド付きで 29€(当時価格)を日本で事前予約してある。いかれる予定のある方は確実にやっておいた方が良いだろう。下記の英語とスペイン語での予約ページだが、翻訳ソフトを使いながらやったらすぐできる。いい時代だ。

エレベーターで上から下へ螺旋階段で降っていくのだが、途中の窓から、外が一望でき、バルセロナの景観を楽しめる。

画像3

階段の下りは膝と腿にくる、、、、、

下階に到着するとそこはもう完全なる神聖なる景観。

画像4

画像5

ステンドグラスが輝き、金色の祭壇がライトアップされ輝いている。

撮影がそこまで上手ではないので、色彩が上手く表現できていないのが残念だ。さて、お腹も空いたので昼食を。


Where is your recommended traditional restaurant?

旅行に行くと必ず、ホテルマンにおすすめの場所を聞いている。見出しのような感じで、お勧めのレストランどこですか?と行った感じで尋ねる。

勧められたのがここだ。

Cerveseria Vaso de Oroと言うバル。

画像6

画像7

ビールを片手にバルの外でカタルーニャ地方の名物、パンコントマテ( Pan con tomate )とエスカベッシュ(Escabeche)。

バルセロナときたらやはり、この二つが有名だ。エスカベッシュは切り身のイメージが強かったが、この店でははらわたを抜いた状態の姿のままで来た。やはりうまい。

私は酢が大好きだ。日本でも中華ラーメンにもドバドバ酢を入れて、酸味を強くしがちだ。ちなみにこのラーメンは私以外に食べさせると皆、梅干しを食べた時の外人のごとく漫画のように唇を窄める。

夕飯はまたホテルマンに教えてもらった、海鮮のお店を予約しているのでこのくらいにしておこうと思う。

さて、腹ごしらえも終わり顔も適度に赤くなったのでまたお散歩タイムである。次の目的地へレッツラゴー。

1900年、英国モデル「ガーデンシティ」

グエル公園だ。wikiによると施主のグエル伯爵とガウディが作り上げた夢の分譲住宅で、1900年から1914年の間に建造されたとのこと。

兎に角、人が多いし広くそして、夢の国のアリスの世界に来たかのような色鮮やか世界とジャングルのような道。まるで迷路だ。

画像8

スクリーンショット 2020-08-23 14.49.27

やはり有名なのはこの辺りだろうか。みんなこのトカゲの横でポーズをとっては写真を撮っている。私は一人のため自撮りでしか撮影できないのだが、しない。周りから寂しいやつと思われたくないのである。あたかも、パートナーとは別行動であると言う設定を自分の中で作り、ストーリーを練り上げる。大学ではお芝居を先行していたので、そんな設定作成なんぞはお手の物である。

なので寂しくはない!!何度でも言おう!!寂しくはない!!

さて一通りぐるっと廻り、公園内になんだか並んでいる施設があったのだが、並ぶのが嫌いなため素通り。

言い忘れたがグエル公園も事前予約必須だ。もちろん日本語メニューはないので気合と根性と翻訳アプリである。

パエリアを求めて

昼食にも出てきたがパンコントマテやエスカベッシュなどスペイン料理は有名だし美味しい。日本でもバルを探すと、大体スペイン料理がメニューにならんでいる。酒も美味い、肴も美味い。尚且つ、日本人が大好きな米があるのがスペインだ。

そう”パエリア”である。

私は米を食べにわざわざスペインまで十何時間もかけてきたのである。

ハビエル君(ホテルマン)から聞いたお店は海鮮料理のお店だ。彼が言うにはバルセロナでNo1のシーフードレストランで非常にトラディショナルのようだ確実に美味いパエリアが存在している。

ハズだった、、、、、、

無い。メニューを何度見渡しても無い。外国のメニューは基本文字だけのため、言語がわからないとどんな料理なのかが、わからないことが多い。ちなみに英語のメニューももらってみた。

やはり無い。 ”paella”の文字が一言も無い。

恐る恐る調べたスペイン語で店主のマダムに聞いてみることにした。

私「Tienes paella?」

マダム「No hay paella. lo siento.」

ガッデム!だ。待ちに待ったパエリアに届かなかった。ハビエル君、、、、明日はちゃんとスペイン語でパエリアが食べたいんですと言いますね。

気を取り直して、お勧めのメニューを頼んだ。

まず出てきたの新鮮なタコ足のローストに枝豆のソースと紫色のモヤシのようなものがかけられた料理。白い粉のようなものは岩塩だ。

兎に角柔らかい!美味い!そしてお皿までお洒落だ。黒いお皿が故にタコの赤モヤシの紫とソースの緑が非常に映える。

画像11

2品目は”Bacalao” の辛いフライである。ちなみにこれは勧められたので無く、元々知っている単語だったので頼んだ。

”Bacalao”バカラオはタラのことで、これもまた名物。近隣のポルトガルでも有名だ。そちらでは”Bacalhau” バカリャウと読む。昔読んだ漫画でBacalhau バカリャウを馬鹿野郎と間違えて、怒り出しているおじさんがおり、それで覚えていた。

画像10

辛美味!

店内は狭く、二人がけのテーブルが6個ほどの小さなお店にもかかわらず満席だった。

この2品を一人でモサモサ食べてると、「あなたは一人なの?」と声をかけてきた40代くらいの夫婦がいた。なぜ声をかけてきたのかは、正直なところ私の所為なのだ。

この夫婦の食べている貝が見たことも無かったため、ちょこちょこ見ていたのだ。

どんな貝だったのかと言うと、真っ直ぐな貝、、、あとで、調べたら”マテ貝”と言う貝だった。

食べたそうにしていた私はついつい「一人です」と回答。

公園では頑なに誰かがいるような雰囲気を醸し出していたのに、食の場では正直になっていたようだ。

するとご夫婦は丁寧にも、少し分けてくれたのだ。本当にありがとうございました。

このお店のことを自分でも忘れないために、少し書いておきたいと思う。

「Casa Mari y Rufo」
住所:Carrer de Freixures, 11, 08003 Barcelona,
美味い海鮮料理を食うならココ!ただ、しかしパエリアは無い!


拝啓、ハビエル君

パエリアは無かったけど、君のお勧めしたい味は伝わりました。ありがとう。ホテルに戻ったらパエリアの店を聞くねと、心に決めてホテルに戻ろうと誓った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?