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【4/13日記】日々、種をまく

4月13日。月曜。月曜だけど、私はお休み。雨がすごかった。でも午前中に買い物は済ませておきたかった。すべては午後存分にゆっくりしたいがため。11時頃家を出てスーパーに行く。おもいのほか大変。外は寒いし、マスクで眼鏡は曇るし、トイレットペーパーを無計画に買ったから手は塞がってるし、当然雨で濡れるし。でもその分午後はゆっくり。ヒルナンデス見ちゃったし。平日休みの日はどうしても見てしまう。休みって感じがするから。

やることがないとすぐ料理する。お弁当用のおかずを少々。豚の竜田揚げと豚のポン酢生姜焼き。あと酢飯。今日の夜ご飯は手巻き寿司。

コリンファース。この日名前を覚えた俳優さん。

「英国王のスピーチ」を見た。吃音(簡単に言うと言葉に詰まる症状のこと)で悩む英国王が主人公。演じたのがコリンさんだった。

すごく良い映画だった。

国王は最後、スピーチをする。ドイツとの戦争開始を告げるスピーチ。ベートーヴェン第7番第2楽章が流れる。あ、聞いたことある。なんだっけ。でも好きな曲。久しぶりに名前を思い出した。

誰にでもできることが自分にはできない。それはどんなに孤独だろう。でも彼が幸運だったのは、その孤独を理解する人と出会えたこと。表舞台には決して出ない。でも、陰ながら彼を支えた友人。そういう人になりたいと思う。どうしても目立つこととか注目されることばかり考えてしまうから。

思えば淀みなくスピーチする人の言葉は不思議と入ってこない。すらすらと流れるようで、上手いなぁとは思うけど。

うまくはない。でも伝わる。伝えようとする気持ちと、そこまでの過程。言葉と真摯に向き合うこと。私はかつて、こんなに何かと真摯に向き合ったことがあっただろうか。

きっとそう。上手さより伝えること。文章も言葉も。わかってはいるけど、どうしても上手さを求めがちになる。もっと伝えたいと思う。

そのあと「ブリジットジョーンズの日記」を立て続けに見る。その映画にもコリンさん。誠実だけどちょっとダサい弁護士役。ダサセーターを着るコリンさん。かわいい。そういえば。飛行機で見たキングスマンにもコリンさんは出てた。英国紳士のエージェント。華麗に傘をヒュンヒュン振り回して。その時から、素敵なおじさまだと思ってたんだ。コリンさん。今日、覚えたよ。

ねぎとろ。ヒラマサ。ツナの甘辛煮をそろえての手巻き寿司。寿司飯は及第点。もうちょい酢をきかせたかった。

今日見た映画のことを旦那さんに話す。私は吃音の人に出会ったことはないけれど、旦那さんは同級生にいたらしい。だからか、いつもならほとんど(聞いているようで)聞いていないのに、今日はちゃんと興味深そうに聞いていた。

「英国王でも『th』の発音練習してたよ。」

そう言うとちょっと嬉しそうだった。旦那さんの横顔。

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