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【イタリア】シェフの助手になるの⁈

突然のことで、何がどうなっているのか…

今朝、激しいめまいに襲われ、起きることができませんでした。

寝ている時から脳がグルグルしている感覚があり、
目を開けると視界は揺れていました。

寝たままで上を見上げると落ち着くのでそこで静止。
軽く食べて水分を摂って再び寝ました。


おそらく、夜中に汗をかき脱水症状だったのかな。
低血圧でもあり、義母はコーヒーを用意してくれました。

この12時間前、あることを告げられたのです。


いつものように、Sushi を作っていた時、
シェフが私に声をかけてきました。

「エツコ、一緒に厨房で働かない?私たち3人とあなたとで最強のチームを組めると思うの。どう⁇」


突然の提案に、空いた口が塞がりません。

喜んでいる「ハイ!」とは言えませんでした。
というのも、これまで Sushi を作り終えたら
接客にまわっていました。

一日5時間の半日勤務の予定が、
8時間以上になっていたので、
オーナーに Sushi に集中したいと相談したところ。
月曜からやっと夕方に帰宅できるよう変えてもらいました。
が、初日にこの提案…


「私はあなたたちと働けることを心から嬉しく思います。
素晴らしい人たちですし、環境にも文句はありません。
ですが、今は Sushi に集中したいんです。」

と返事をしました。すると、シェフは
「今すぐではないの。冬場には閑散期なので落ち着くから、
その頃に私があなたに料理のノウハウを教えるヮ!
考えてみて!」


なんと言うことでしょう…


私、ただのウェイトレスです。
今、たまたま Sushi 作りを任されています。
将来的には誰かに任せたい。そして、
今後は、日本の企業に転職したいと考えていました。

ところがですよ。

内心では「えぇー!!助手ー!?私が?!」
料理は結婚して身につけたドが付くほどの素人なのに。

仕事を終えて夫に連絡。
「すごいじゃん、良かったね!その方が君には向いているよ!」
どこまでも前向きです。

よくよく考えてみると、飲食店の多くは
朝から出勤し昼営業を終え休憩。
夕方に再び来て夜まで働く。
仕事だから当然ですが、これでは前職と変わらず
働き詰めになってしまう。
やっと抜け出せたと思ったのに…

若いスーシェフは、
「半日勤務にしてもらいな」とこっそり伝えてくれました。優しい。


帰宅し、久しぶりに夫との夕飯。
作って待ってくれていました。本当にありがたい。
食後はジェラートが食べたくて外出するも、
お店は閉まっていたので、近くのカフェにある
冷凍庫の棒アイスを食べました。幸せなひととき。

そして朝起きたら、めまいですよ。。。


母に連絡し、この一連の話をしました。

かつてラジオで働いていた時は、もっと忙しく
毎日追われるように仕事をこなしていました。
でもそれが心地よかったので苦とは思っていませんでした。

しかしですよ、四十路になろうというこの身体は
あの頃ほど自由に操作できないようです。
「年ね」と言われました。トホホ

働き甲斐のある職場に勤務して1ヶ月。
仕事に対する姿勢や作業の様子を見て
評価してくれたんだと思います。

私、このままどこへ行くのでしょう…


日本からイタリアンを学ぶために働きたい!と
やってくる人を何人も見てきました。
言葉が拙い中でよく頑張れるなぁと横目で見ていましたが、
まさか自分がそちら側に行くかもしれないだなんて。

しかし見方を変えればこれは一つの技術職。
身につけて無駄なことはない。

まだ答えの見えない状況ですが、
考える余地は大いにありそう。

今日のところはめまいも残っているので保留ということで、
休日をのんびり過ごします。


今日のまかない
スーシェフのズッキーニのリゾット
カリカリ頬肉と手長エビ添え

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