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#人間関係図解シリーズ 佐渡島さん本 を図解してみた

★2021年2月26日加筆しました。
★2018年8月4日 加筆しました。
※図解・第2章:持続可能な経済圏としてのコミュニティ

#人間関係図解シリーズ とは、時間が無い時でも、さらっと理解できる、ヒトとヒトの関係を図解したものです。ネットで多様化・複雑化する人間関係を図解していきます。
①図解「現代の孤独とコミュニティ」から人間関係を考える
図解「コルクラボ」ポジションマップ
図解礼儀1.0→2.0 人間関係の変化を考える 


はじめに

WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ 

講談社から独立し、コルクを立ち上げたメガヒット編集者・佐渡島庸平氏は従来のビジネスモデルが崩壊していく中で、いち早くコミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰している。最前線で考え実践する佐渡島庸平氏のコミュニティ論。

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スマホによって、大衆は分断され、会社や近所付き合いなどの繋がりも薄くなり、人々は孤独になった。SNSで繋がっていても、誰もが自分の居場所を探している。だからこそ、いまの時代に合わせてコミュニティをアップデートすることが求められている。
また、大衆が分断されたことで、モノの売り方も根本から変わった。
テレビCMなどの一方的な情報は伝わらなくなり、新商品はヒットしづらくなった。
ビジネスにおいても、コミュニティを持っているかどうかが成否を分けている。

◆本書「はじめに」より引用


この本を読んで、noteを書いた。2018年05月12日のことだった。

WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ を読んで感じた「良識」。東京駅の丸善で買って、あれこれ読んで、空港のカフェでこれを書いた。これを書評と感じるか?ドキュメンタリーと感じるか?それは、どっちでもいい。今どうしても綴っておきたくなったのだ。書かずにいられなかったのである。
1:佐渡島さん「rapha」コミュニティをご存知ですか?
2:「昭和の常識」に「意訳」して「伝え方」を考える
3:「熱狂」による「自己を律する」トレーニング
4:「良心」という基盤を外さない。

この本は、コミュニティの本であると同時に、新しい時代に向けた「人間関係」の本だと思いました。常識や、既成概念の「行き違い」から起こる摩擦は、どうすればいいのか?その答えの一片がこの本に埋まっていると感じたのです。そこで、人間関係図解シリーズのひとつの手法として「書評のような」図解へ取り組んでみる事にしました。



①図解「現代の孤独とコミュニティ」から人間関係を考える

みんな居場所がない。スマホによって大衆は分断され、その結果、モノの売り方が根本から変わった。同じ価値観でつながるコミュニティを作れるかが、いまビジネスでも成否を分けている。

「図解は一人歩きする」という考え方をしています。ですので、そのまま図解しても解かりにくいです。というわけで「新しいコミュニティの在り方は、人間関係の在り方でもある」という視点での意訳・図解しています。本書と併せて楽しんで頂ければ幸いです。


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※上記項目のとおり、佐渡島さん本を「16個の図解」しています。



第1章:現代の孤独とコミュニティ

■ネットによる価値観の変化

昨日までは美徳とされていた習慣が、急に、意味の無いもの、インターネットの中で生き残るのに邪魔な価値観になってしまっている。

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■アイデンティティの元は何か?

モノがなかった時代は、「何を持っているかの表明」が、その人を表した。モノが溢れ、すべての価値観が許容されていく中で「個人の価値基準そのもの」にアイデンティティが宿る時代がやってきたのだ。

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■安心と自由、どちらを選ぶ?

コミュニティを作るときに、何を意識して、どう工夫しないといけないのか?僕の思考もまだ体系だっていない。けれども、コミュニティについてたくさん語り合い、試行錯誤を重ねて、新しいコミュニティを作ることが、僕自身の、そしてコミュニティに参加するメンバーの孤独を癒すことになる。

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■問題解決型の教育システム

教育システム自体も変わろうとあがいいている。今は、すべてが過渡期なのだ。どこかに問題を押し付けても、何も解決しない。過渡期に、何をするかは、自分次第なのだ。

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■「情報の爆発」と「情報の選択」

情報量が圧倒的に増えると、それぞれの人が違う情報に触れる。他人が触れている情報に触れず、自分だけの情報を取り続けて、多様な価値観がどんどん強化されていく。

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■マジョリティの孤独

自分たちが何を欲しているか、どう生きたいかを把握せず、社会規範を不自由だと思わず、従ってきたマジョリティは、今やコミュニティを失い、情報処理をうまくできず、孤独を感じている。

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■安心を感じられないオープンすぎるSNS

リアルな空間で、安心・安全を確保するためにやっている工夫を、ネットに取り入れる工夫が重要だ。ネット空間にリアルと同じような身体性を持たせないと、安心な空間が生まれない。

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第2章:持続可能な経済圏としてのコミュニティ

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■一度に100万部売れるよりも、10万部✕10年の方がいい

10万部までは重版のたびに喜んでいた。しかし、その後は喜びはするものの、もはや実感を伴っていなかった。作家にとっての幸せは、ずっと書き続ける事ができて、それを受け取るファンがいることだ。

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■なぜミュージシャンは、活動休止しても、復活できるのか?

作家が5年間、一冊も本を出さなければ、ほぼ新人と同じ状態に戻ってしまって、再びヒットさせるのは難しい。サザンオールスターズは、世間的に活動はしていなくても、ファンクラブは存在している。だから、活動を再開したとき、すぐ話題に出来たのだ。

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■ビジネスの基本

新しいことを始めるときに考えるのは基本だ。基本は、時代が変わっても変わらない。表面的な演出が変わるだけだ。パレートの法則。2割の主要な顧客が、8割の売り上げを支える。ほとんどの産業がこの仕組みで動いている。しかし、世の中の広告のほとんどは、この仕組みを無視している。たまにしか買ってくれない顧客、もしくは全く買ってくれない顧客のために広告宣伝はされている。

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■日本酒では無く、ホームパーティを売る。

「これからは、モノではなく体験を売ることになる」という言葉を見かける。しれは必ずしも、イベントのチケットを売らないといけなものではない。モノをコミュニケーションで売っていたら、そのモノの購入がきっかけになって、体験を生み出せる。

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■参加を産み出す仕組み

もしも糸井重里さんの「ほぼ日」をメディアとして捉えると、原稿料が無料だと、作家は食べていけない。糸井さんの人脈だから出来ることで、ビジネスの仕組みとしておかしいと思った。しかし、そこをコミュニティで、ファンが集う場所だと捉えなおしたら、全く違う顔を見せる。コミュニティを、より楽しい場所、盛り上がる場所にするためには、そこで仕事をしている人がいないほうがいい。もしも原稿料を払ったら、生活の為にやってきた人が集まってします可能性がある。自発的な参加こそが、それぞれの居場所としてのコミュニティにつながる。

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■SNSを使ってコミュニティを作る

ここで重要なのは、投稿内容を絞ることだ、範囲を狭くすることで、SNSのアカウントに個性が生まれてくる。そして、その個性を支援してくれる人だけが集まってくる。発信をブレさせないことのほうが、クリエーターにとっては重要だ。

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■ファンクラブからコミュニティへ

今、多くの人が抱えているのは、情報が欲しいという欲望ではない。関係性を築きたいという欲望だ。1対Nをインタラクティブにするだけでは足りない。N対Nで複数の関係性を築くことができると、そこを自分の居場所と感じることができる。

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■ファンのピラミッドを作る

コルクでは「熱狂ピラミッド」というファンのピラミッド構造を意識して行動している。発するすべての情報が、どの層の人を楽しませようとしているのか、もしくはどの層の人がどの層へ移動するきっかけを作ろうとして編集しているのかを、意識して行動している。

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■宇宙兄弟のグッズはグッズでは無い

コルクでは、商品を作るときに、物語を頭の中で楽しむだけでなくて体でも経験することで、より深いレベルで楽しめるように工夫している。世の中のグッズは、一般のお店で売られていて、興味・関心層か受動層向けに作られている。僕らの作る者は、受動層が積極層になるきっかけとなるようなものだ。つまり興味・関心層やファン・ピラミッドの外の人から見ると、どこがいいのか、なぜ欲しいのか全くわからないものをあえて作るのだ。

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②図解「コルクラボ」ポジションマップ

著者佐渡島さんは、コルクラボというオンラインサロンを主宰されている。従来のビジネスモデルが崩壊していく中で、いち早くコミュニティに可能性を見出されてます。この本は、コミュニティに関して書かれていますが、コルクラボでの知見が詰め込まれていると言っていいでしょう。コルクラボは、新しい時代のコミュニティの在り方を、参加者が能動的に考えて試していく場になっています。新しい人間関係の模索。自ら試し、そして解決していく。取り組む姿勢に「仕事への思想」を感じています。勝手に独断なポジション・マップですが、それぞれのコミュニティに対しての考え方の違いがわかります。「コルクラボ」は佐渡島さんと、ラボの皆さんの「想い」をカタチにしている(現在進行形)と言えるでしょう。


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それから、最近参加者で無くても、#勝手にコルクラボ というがあるのを知りました。近日、それもnoteに書こうと思います。




図解礼儀1.0→2.0 人間関係の変化を考える 

「佐渡島さん本」を読む前にこんなTweetが気になっていました。

これも、人付きあい、つまり人間関係の変化を表している。ちょうど、noteクリエイター友達にその事を話してたのです。「人間関係図解シリーズってこんな感じ」と。


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「自分自身をアップデートしようとしない」ことと「生き残り続ける硬直化した日本的システム」を重ね合わせると、今の日本社会の負の側面として、どこか腑に落ちるところがある。

これは、みんなが感じている人間関係の変化だと思います。


図解は「流れ」や「関係性」を伝えるのに向いていると思います。文字だけでは伝えるのが大変です。挿絵や図解を併せて書いていきたいと思います。そして、ただ図解をするだけで留まらず「人間関係図解シリーズ」では、図解の得意な「流れ」や「関係性」を活かそうと思います。



★図解・人間関係シリーズ、Twitterは別アカウントを立てました。図解関係はこちらから情報発信しています。


自分は、佐渡島さんの「模倣者は変化できず、本物は変化し続ける」という言葉がスキです。これからもアップデートし続けます。

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■「#人間関係図解シリーズ」

「仕事の8割は人間関係」と言われます。「テーマ設定」や「図解方法」にはまだまだ可能性が大きいと感じています。これからも試行錯誤していきます。



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