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お給料を上げたいのなら「価値のベクトル」と「価値の面積」を意識しよう

仕事の醍醐味は自己成長とやりがいですが、お給料も上げたいですよね。

サラリーマンが居酒屋で飲んでいるときの話題は、会社や上司の愚痴、人事、評価の3点セットと言われます。

誰だって、自分の仕事への評価は気になります。

でも、一般的に、自己評価は客観的な他己評価よりも常に2割増しとも言われます。つまり、自分はいつも他社からの客観評価よりも2割ほど甘く自己評価をしている。

となると「俺は私はこんなに頑張っているのに会社や上司はわかってない!」と常に不満が募ることになります。

まず、大前提ですが、お給料(年収)は、あなたが社会をどれだけ良くしたかを測る通信簿です。そこを忘れてはいけません。

そして、こういう考え方もあります。

年収を決める法則は3つ
1.職能の価値:スキルの需要と供給状況。
2.業界の構造:業界特有な構造的な年収の限界。
3.成功度合いによる違い:代替不可能な能力を有しているか。

儲かる業界に属する企業の方が大きな売上と利益をあげやすいわけですから、同じスキルを持った人が、儲かっている業界と、あまり儲かっていない業界の会社に勤めたら、儲かっている業界に勤めた方が給料は上がりやすくなります。

よく「成長産業かどうか」と言われますね。それです。

さらに、年収は外部労働市場における需給バランスで決まるので、いまの労働市場で求められていけど、多くの人が持っていない特殊技能を有している希少人材になった方が年収は上がります。

そして大事なのは代替不能性。

どんな成長産業に勤め、高いスキルを持っていても、「あなたの変わりはいくらでもいる」状態だと、給料は上がりません。

詳しくはここに書きましたので、興味がある人は読んでください。

これらの話は、勤めている会社が属する業界や、外部労働市場での需給バランスなど、自分ではコントロールしづらい話が多いので、ちょっと自分ゴト化しづらいかもしれません。

ということで、今日は自分でコントロールできる、より直接的な視点についてまとめてみます。

お給料を上げたいのなら「価値のベクトル」と「価値の面積」を意識しよう

いまあなたが勤めている会社でのお給料(年収)は、あなたの価値のベクトルと価値の面積によって決まります。

わかりやすいので、スペシャリスト方向とゼネラリスト方向で話を進めます。

スペシャリスト方向と、ゼネラリスト方向

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スペシャリストは、その道の専門家を目指し、特定領域における専門スキルを深堀りするベクトル。

一方のゼネラリストは、複数の直属の部下を持ち、チームや部門をマネジメントするベクトルです。

近年は「手に職をつけたい」「特定の専門を持たないゼネラリストは転職に不利」など、スペシャリスト信仰が強いように感じます。しかし、そんなことはまったくありません(断言)

クライアントや社会が持つ大きな課題は、ひとりで解決することはできません。

大きなことを成すためには、必ずチームが必要です。

スペシャリストが揃う一流のチームも、リーダーがいなければ成立しません。

必ず、チームをたばね、期限内に、大きな成果へと導くリーダーが必要です。

それがここで言うゼネラリストであり、たんに椅子にふんぞり返って指示を出しているだけの権力者ではありません。

そこ、とても重要なので、この記事内では、ゼネラリストを悪い意味としてとらえないでください。

話を戻します。

あなたのお給料は、あなたがスペシャリスト方向を目指すのか、ゼネラリスト方向を目指すのかのベクトル(方向性)と、あなたがいることによってつくられる価値の面積によって決まります。

新卒社員のベクトルと価値の面積

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これが新卒社員のベクトルと価値の面積です。

入ってきたばかりなので、どちらの方向性も「1」です。1✕1=1ですから、価値の面積は1。そのため、お給料はまだ高くありません。

最初から部下を持つ人はいませんから、誰でもキャリアの最初は、まず自分自身が一人前になることから始まります。

中堅社員のベクトルと価値の面積

会社に3~5年勤め、知識や経験もそれなりに身についてきたら、価値のベクトルと面積はこうなります。

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スペシャリスト値は「3」(限定された領域では一人前)ですが、まだ部下はいないので「1」。価値の面積は、3✕1=3となります。

この図(面積)は例えなので、お給料は1の3倍とまではいきませんが、当然、新卒社員よりは上がります。

チームリーダーのベクトルと価値の面積

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同期に、スペシャリスト値が同じ「3」の山田君がいたとします。

彼は、直属の部下はいないものの、面倒見が良く、率先して後輩の新卒の面倒をみたり、同じプロジェクトに入った中途社員の支援にも積極的に貢献をしていました。

その功績とスキルが認められ、3年目で2人の部下を持つリーダーに抜擢されました。

すると、価値のベクトルがゼネラリスト方向にも伸び、価値の面積はスペシャリスト値「3」✕ゼネラリスト値「3」の「9」になります。

「リーダー給」のようや役職給があるかどうかは別として、自分だけでなく、部下のマネジメントも含め、価値の拡大再生産に寄与するわけですから、お給料は上がります。

ここ重要です。

ゼネラリスト方面への拡張は、「自分ひとりが創造する価値」から「チームとして創造する大きな価値」へ、価値の拡大再生産を行うから、お給料が上がるんです。

一匹狼型スペシャリストのベクトルと価値の面積

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たまに、「言うことを聞かない部下の面倒を見るなんて、わずらわしいし面倒くさいから嫌だ」という人がいます。

それも、その人の生きる道でしょう。

所属する会社の方針にもよりますが、キャリアの選択はあなたの自由です。

仮に、あなたが部下を持ちたくなく、すべての仕事時間を自身の専門性を深めることに費やしたい一匹狼だとしましょう。

あなたは努力をし、社内でトップクラスのスペシャリストになりました。スペシャリスト値は最大の「10」です。

しかし、部下を持たないため、ゼネラリスト値は「1」のままです。となると、価値の総和は10✕1=10のため、一定レベルまでお給料は上がると思いますが、いずれ天井がやってきます

もちろん、直属の部下を持たなくても(リーダーや部門長にならなくても)、あなたが持つ専門性を社内勉強会の講師として横展開することで多くのスタッフの(当該領域における)業務スキルを劇的に上げることができたり、仮にプランナーなら、あなたが入ることですべてのコンペに勝利するなど、大きな成果を出すことができれば、その限りではありません。

いずれにせよ、あなたがいることで、会社が創造する価値の拡大再生産に、どれだけ影響を与えることができるかがすべてです。

そこを忘れてはいけません。

マネージャーや部長のベクトルと価値の面積

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自身の専門性が5になったところで、面倒見の良さやリーダーシップ、部門全体の営業活動を含めた業績管理などの手腕が買われ、マネージャーや部長へ昇格すると、価値のベクトルと面積は上記になります。

スペシャリスト値は(10に劣る)「5」ですが、その代わり部門全体が創出する価値の拡大再生産を主導するスキルに長けているため、価値の総和は50です。

そのため(一般的に)お給料は一匹狼型スペシャリストよりも高くなります。

専門スキルを持った部門責任者のベクトルと価値の面積

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専門家としても一流で、かつ部門の責任者として価値の拡大再生産にも寄与することができれば、価値の総和は100になり、最強人材になれます。

もちろん、お給料はとっても上がります。

ちなみに、この形は、自身も一流エンジニアだったり、特定の技術に精通した超スペシャリストが、部門長にもなっているような状態と想像するかもしれませんが、決してそんなことはありません。

ゼネラリストと見られがちな営業職であっても、部門の誰よりも営業スキル(営業力)が高く、自身のやり方を部門全体に浸透させることができる人ならば、立派なスペシャリスト✕ゼネラリストであり、価値の総和は100になります。

スペシャリストというと、技術やクリエイター方面と誤解されがちですが、「その道」の専門家(=誰よりも詳しく、成果を上げることができる)という意味なので、すべての職種でスペシャリストになることは可能と理解してください。

一匹狼がお給料を上げる道

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直属の部下を持たないスペシャリストは、一定のところで昇給が止まることは先に述べたとおりです。

では、一匹狼型が、青天井でお給料を上げることは可能なのでしょうか。答えは可能です。

くどいですが、お給料は自身が創出する価値の拡大再生産によって決まります。

ですから、スペシャリストは、自身が持っている専門性を社外に発信することで、会社のブランディングに貢献したり、良質なリードの獲得に寄与することができれば、お給料を上げることができます。

エバンジェリスト(価値の伝道師)としての価値の拡張です。

本を出版したり、外部で人気セミナー講師になったり、メディアで連載を持つことで、業界の第一人者と認められ、そんな人がいる会社にと、多くの仕事がやってくるようになります。

部下は持ちたくない。すべての時間を自分の専門スキルの深堀りに使いたい。でもお給料は上げたいのならば、あなたのスキルを社外に知らしめ、業界の第一人者にならなければなりません。

お給料は、あなた自身が創出する価値と、それをどのくらい拡大再生産することができるかによってのみ決まると心得てください。

XX型人材というお話

いかがだったでしょうか。

そう、今回の話って、「XX型人材」の話と同じなんです。

XX型人材は、キャリア形成におけるベクトルの話と、それに関連する代替困難性(=外部労働市場における需給バランスや希少性)の話をしています。

でも、このメタファーは、あくまで「自分ひとり」の話であって、価値の拡大再生産の話は入ってないんですよね。

でもでも、超くどいですが、お給料は、あなた自身が創出する価値と、その価値をどのくらい拡大再生産することができるかで決まるんです。

「給料が上がらねえ!」と愚痴る前に

あなたが勤めている会社がブラック企業でないならば、お給料が上がらない理由は、あなたが創出している価値の面積が小さいからです。

「給料が上がらねえ!」と愚痴るのも、Twitterで「お金ほしい」と言うのも自由ですが、あなたのお給料は誰かが上げてくれるわけではありません。

あなたのお給料は、あなたの努力と成果によってしか上がりません。

そして、その努力は、お給料を上げるための正しい知識(=普遍的な富のメカニズム)を知り、計画的に行うべきです。

これを機に、自分自身のキャリアとお給料について考えてみてください。

そして、考えたら、考えただけでなく、速やかに、そしてコツコツと、その道を極め、成果を出してください。

そうすれば、お給料は必ず上がります。

ご武運を!!

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トライバルメディアハウス代表取締役社長。サーフィン🏄とワーゲンバス🚌とキャンプ⛺️と登山とDIY🔨とロードバイク🚴‍♂️が大好きな47歳。鎌倉稲村ヶ崎在住🏡の1歳児パパ👶

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かつて私たちの夢見た豊かな暮らしは、もはや待つだけでは手に入らない。 独立自尊により『自由』を得て、自分を取り巻く世界の『未来』を変えるための道は、おのずから動く者にのみ開かれる。 そのヒントの在処は先達の教えに、世界の歴史に、小さな異変や違和感に、同業者や異業種の成功事例に――あるいは地下鉄の壁や長屋の玄関の落書きに。

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