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キャリアチェンジがしたいなら、20代のうちにやっておけ

当たり前の話だけど、キャリアアップ転職とキャリアチェンジ転職は違います。

新卒で制作会社に就職して、CM制作のアシスタントディレクターとして3年間の経験を積んだ人が、25~26歳で映像ディレクター職として転職をする場合はキャリアが(直接的に)つながっているし、アシスタントディレクターからディレクター職になるので、典型的なキャリアアップ転職。

でも、この人が、同じディレクターでも、「俺やっぱりWebやりたい!」と、Web制作会社のWebディレクターとして転職したくなった場合は、全くの未経験分野になるため、キャリアチェンジになる。

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終身雇用制が崩壊し、いまや転職しながらキャリアを形成していくことが当たり前の時代になりました。

だからこそ注意が必要なのは(一社目の仕事やいまやっている仕事は、もしかしたら一生続けるつもりはなくやっている人も少なくないかもしれないけど)「仕事内容」を自分で選ぶことができるのは20代までだと思ったほうが良い。

20代でも後半になればなるほど、あなたは自分がやりたいこと、自分がチャレンジしたいことではなく、「すぐに役に立てること」しか選択できないことを知っておいてほしい。

たとえば僕は、大学を卒業して3年間、某ピンク色のうさぎが踊っている英会話学校で営業をしていました。

25歳でコンサルタントになりたい(←キャリアチェンジしたい)と思い、転職活動を始めるも、キャリアアドバイザーには「あなたのキャリアでコンサルタントへの転職は100%無理です。営業は得意なんだから営業にしなさい。何社か内定出してくれると思いますよ」としか言われず、結局最後までコンサル会社は紹介してもらえなかった。

社会に出てたったの3年しか働いていないのに、もう僕は「営業職」というキャリア人生のレールを走り始めていたんです。

僕の場合、幸いにして、小さなコンサル会社が拾ってくれていまのキャリアがあるわけですが、みんなもっといまやっている仕事が地続きで将来のキャリアにつながっていることを認識したほうが良いと思うのです。

「どこの会社に属してるか」なんてほとんど関係がありません。

あなたはそこで「何の仕事をし、どんな経験を積み、何ができる人なのか?」を問われるのです。

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トライバルメディアハウスにも多くの経験者採用応募をいただきます。

「ソーシャルメディアの戦略策定や運用をゴリゴリにやってきましたあ!」なんて人はほとんどいないので、多くがキャリアチェンジ組になります。

プランナー→プランナー、コンサル→コンサル、リサーチャー→リサーチャー、制作ディレクター→制作ディレクターというキャリアアップ組もたくさんいるけどね!

仮に、前職が建築資材の営業で、プランナーを目指したい人がいた場合、完全なるキャリアチェンジなので、25歳でもすでにハードルが高くなります。

ネット系広告代理店でメディアプランニングをやっていた人がデジタルマーケティングのコンサルを目指したい場合でも、業界は同じとはいえ、使う筋肉がまったく違うので、そう簡単にはいきません。

20代ですごく優秀なら検討の余地はあるけれど、30代だったら結構難しいでしょう。

経験者採用(中途採用)は、新卒採用とは違うので、企業が求めているのは即戦力です。

即、戦力になるということは、当然だけど、「いままでやってきたことをやる」わけです。いわば経験と給与の交換です。

だから、キャリアは続いていなければなりません(キャリアアップ)

一方のキャリアチェンジは、経験者採用なのに、違う分野の仕事にチャレンジするわけだから、即、戦力にはなりません。

でも、優秀だし、将来育ってくれるだろう、とチャンスをくれるのは、どう考えても20代まで。正確には26~27歳くらいが限界といったところでしょう(あくまで個人的な感覚です)

年収を1/3まで下げてでもチャレンジしたいんです!くらい気合入れた転職活動できるなら別ですが、給与維持もしくは少しだけなら減額許容くらいなら、あまり大きなキャリアチェンジはできないと思ったほうが無難です。

あなたたちは、これから数回の転職をするでしょう。

でもその転職先でやる仕事の内容は、すでにもう決まり始めていることを強く認識してください。

そして、だからこそ、いまいる場所で、いまやっている仕事に真剣に向き合い、成果を出す努力を怠らないでください。

「いいよ、別にこの会社に一生いるつもりなんてないし」というスタンスで仕事をしていると、キャリアチェンジはおろか、キャリアアップ先すらなくなりますよ。

※社会にはそんなこと関係なく何歳になってもキャリアチェンジをしまくっていく人たちがいますが、そういう人たちはクッソ優秀な一握りの人たちなので、自分でも再現可能と思わないほうが良いですよ

キャリアのレールは、驚くほど一本につながっているんです。

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