不安だらけの日々を愛してみる、春
4月。
周りが桜の景色をたくさんSNSへとアップする中、北海道の1日はまだまだ肌寒い。「春」という季節を画面からでしか感じられないのは初めてかもしれない。
身近な自然の少ない東京は、四季の節目をとにかく大切にする。
かくいう私も四季ごとのイベントを満喫していたっけ。
北海道生活は大きな自然に囲まれている分、手元にある自然が少なめで、少し寂しかったり。そんなに土地勘がないのもそうだけれど、お花屋さんが少ない気がするのは気のせい?(とっても欲しい)(アレルギーで私にはできないが…笑)
北海道へ来て、1ヶ月以上が経った。
土地には慣れているけれども、”生活を続ける”という面では、まだまだ慣れないことばかり。新生活で言われるような「慣れない環境」という言葉がこんなにもしっくりくるのは久々なのです。
毎日が新しいし、何もないな〜という瞬間でさえ、面白みがある。
だけど、地元にも帰りたい瞬間がどうしたって訪れるのだ。
自分の居場所だと思いきれない時間や空間がまだまだたくさんあって、自分の浮遊感が拭いきれない。旅をしていた時に感じていたような「結局自分は一人で、孤独」という状態がおもーくのしかかる。
住居が安定しないのも、じわじわと来るものがあり、止まることなく、次に転がされるのを待つボールのように自分が存在しているようで。ちょっと疲れています。
気持ちの分散ができないんだよな〜。
例えば何か落ち込むことがあったとして、それらを友達や家族との時間、自分の好きな時間などと、落ち着く環境との交わりで、これまでは分散させていたというか。
そのおかげで踏ん張れていたわけだったのだけど、今はその環境が遠く、自分だけで気持ちを抱え込む重さが、増しているわけなのだ。
「新しい毎日の苦味を感じている」
そんな1ヶ月の報告でした。
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でも、わたしは、環境に慣れていくのにとっても時間のかかる人間だってことを身に沁みてわかっている。(大抵のことは最初のうち辞めたいって思っているし笑)そして、物事は続ければ面白くなってくることだって、知っている。だからね、この時期は少し我慢強く、過ごして行こうかなと思っています。
「無理する」じゃなくて「踏ん張る」なのは間違えずに。
皆さんの新生活は、いかがでしょうか。