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蕎麦と忍者と温泉と、そして。信州行き当たりばったり【7月21日〜24日 長野県長野市〜山ノ内町〜坂城町】

ものづくり魂に魅せられた新潟を出発し、今度は長野方面へ。長野はいくつか約束があって、まずは23日の友人宅訪問まで、少し時間に余裕がある。今日は新潟県妙高市「道の駅あらい」からの出発。さて、どうしよう。

蕎麦の名店巡り

蕎麦好きの我が家、まずは信州といえばお蕎麦だよね!ということで、名店と名高い戸隠の「そばの実」を訪ねてみることに。山深い道を行くと、戸隠神社の直ぐ近くに趣深いお店が現れた。

ちょうど開店時間直後に到着したこともあり、すぐに席を案内いただく。お座敷で娘たちがごろごろしていると、すぐにお蕎麦が到着。蕎麦好きの娘は口に運んだ途端、ニコニコに。「今までで一番美味しい〜!」だって。

私は数量限定の十割蕎麦をオーダーしたが、その香りと食感に悶絶。娘ともどもペロリと平らげてしまった。やっぱり水が美味しい地域のお蕎麦は、香りが違うなぁ。信州味噌と沢山の具材で練り上げた特製味噌をそば粉の生地で包んだ「みそ包み揚げ」もとても美味しく、大満足の昼食だった。

ちなみにこの翌日も娘の希望で蕎麦屋へ。戸隠神社の入口にある「うずら家」で、また一味違ったお蕎麦を堪能させていただいた。娘は迷った挙げ句、「今日のお店(うずら家)が一番美味しい!」と。ここは天ぷらも最高だったなぁ。6歳にして日本で一番美味しいお蕎麦に出会えた我が子よ、あなたは幸せモノだねぇ。

SUP&足漕ぎボートで湖を満喫

香り高く、しっかりとコシのあるお蕎麦を堪能させていただいたあとは、地図を見ていて発見した野尻湖へ。到着するなり、「SUPしたいね」と主人。車に積み込んでいながら寒さと慌ただしさでなかなか出番のなかったSUP。スタッフの方に聞くと、ボート乗り場から漕ぎ出しOKとのこと。いつもなら一緒に乗るという娘、この日はずらりと並んだスワンボートに心惹かれたようで、「ボートでパパを追いかける!」と。おぉ、それも面白いね、ということで、パパはSUP、娘、息子と私はボートに乗り込み、いざ、湖へ!

「待て待て〜!」とボートを漕ぐ娘と私。逃げるパパ。離れ小島に到着すると、神社があって、お参りしたり、麓でアイスクリーム屋さんのおばあちゃんと談笑したり。「ばあちゃんまだやってるのかぁ、ってみんなに言われるのよ〜」と笑うおばあちゃん、この地で愛されている存在なんだろうな。手づくりアイスクリーム、とっても美味しかった。

B級?テーマパークに行ってみる

この日は戸隠の森の中のキャンプ場で眠り、翌日はすぐ近くに発見した怪しげな匂いのぷんぷん漂う「忍者からくり屋敷」へ。たまにはこういうB級の感じもいいかなぁ、なんてゆるーく考えて朝一番に入場。まずは併設の「戸隠流忍法資料館」へ。“水遁の術”など、多種多様な忍法が写真付きで解説展示されている。この写真がちょっとおかしくて、あれこれ突っ込みつつ、ニヤニヤしながら楽しませていただいた。本物の手裏剣ってこんななんだ〜、とか、娘も興味津々。

資料館を出て、いよいよからくり屋敷の建物へ。ここは、家がまるごと巨大迷路になっているかのようなアトラクションで、玄関から入り、からくりを見破りながら出口を目指す仕組み。部屋の中は残念ながら写真撮影はNGだったけど、壁だと思っていたところが回転扉になっていたり、天井から階段が降りてきたり、なかなかおもしろい。半分くらいまでは見破りやすいからくりが続き、娘も意気揚々と前へ進んで行く。ここで現れたのが、ナナメの部屋。部屋全体が傾いていて、窓の角度と身体の感覚の不一致でなんだか私はめまいを感じてしまった。娘はとても楽しんで、キャーキャー言いながらナナメの感覚を楽しんでいたが、私は酔いで動けず。

その部屋を出て先へ進んだが、気づくとさっき通り過ぎたはずの部屋へ戻っていた。「あれ?」と思って再びナナメの部屋との間を行ったり来たりするが、一向に脱出できず。そのうち何組かのお客さんが同じように迷いはじめ、「あっちは違いましたよ」「その扉は何もありませんでした」などなど、自然にお互いに情報共有し、みんなで一丸となって出口探しを開始。少ししたところで「ありましたよー!!」という声。思いがけないところに隠し扉があり、無事にその先へと進むことができた。

なんとなくナメてかかっていたが、実際は相当考えられていて、誰もがハマってしまいそうな面白さ。「忍者からくり屋敷」、大人も子どもも楽しめるので、騙されたと思ってぜひご家族で足を運んでみてください!

実は有名だった温泉街ではしご湯

忍者気分に浸ったあとは、どうしよう。外は雨が本降りになりつつある。ランチを食べながら娘に聞くと、温泉に行きたい!とのこと。あぁ、そっか。長野県は名湯・秘湯がいっぱいのはず。お隣の群馬県・草津温泉を調べると、片道2時間。う〜ん、それは戸隠から遠すぎるね。浅間温泉は明日訪れる友人宅の近くすぎるし、適度な距離感の温泉はないかな…Google Mapsを頼りに探してみると、車で約1時間のところ、山ノ内町に「渋温泉」とある。検索すると、立ち寄り湯がたくさんあって、雰囲気も抜群なんだとか。うん、ここだね!と盛り上がり、一路、渋温泉へ。高速を降りると、川沿いに温泉街が現れた。ナビの案内ではもうそろそろかな、と窓の外を見ると、「渋温泉」の看板が。なかなか風情ある町並み。

まずは観光案内所で情報収集。すると、この時間(午後3時半ころ)でも立ち寄れるお湯がいくつかあって、どこも歩いてはしご湯できる距離なのだとか。教えてもらった中から、パパ・ママ・こなつがそれぞれ1つずつお湯を選び、公共の駐車場に停めて、いざ、湯めぐりに出発!

最初に訪れたのは、娘が選んだ「石の湯」。時間が遅かったからか、なんと女子ぶろは貸し切り!小さいながらも岩風呂はなかなかの風情。息子も自由に洗い場をハイハイし、女子風呂に入った親子3人、のんびり貸し切り湯を堪能させていただいた。

次に向かったのはママチョイスの「渋大湯」。でも残念ながら営業時間は16時までで、タイムアウト。地元の人も入る共同風呂とのことで、楽しみだったのになぁ、ぐすん。

最後に、パパが選んだ「かめや旅館」へ。ここは4つの貸切風呂と男女別の大浴場があるとのことで、家族みんなで入浴できるそう。期待に胸を膨らませて訪問すると、なんとこの日はまだ宿泊客の方が到着しておらず、お風呂が選び放題、1時間以内なら旅館内ではしごもOKとのこと。これで大人ひとり500円とはお得すぎる!と、大興奮でお湯を見て回り、まずは「貸切露天風呂」へ。

この趣、写真で伝わるかな。仕切りの左側は水道がひいてあって、湯温を自由に調整できるようになっているから、子どもたちも安心。植物に囲まれ、風情ある岩の露天風呂を家族みんなで堪能させていただいた。このあと一度、娘と私は髪を洗うために女性の大浴場へ。源泉を直接引いているこだわりの湯で、木でできた2つの浴槽を楽しませていただいた。そして最後に再び家族で入浴したのが、「貸切お座敷露天風呂」。お座敷と木でできた露天風呂がつながったつくりで、すべて貸切で利用できる。乳児連れでいつもは洗い場での着替えに格闘しているが、このつくりなら安心。家族でのびのびと、くつろぎの時間を過ごさせていただいた。

あー、気持ちよかったねぇ、と「かめや旅館」をあとにすると、外はもう夕暮れどき。雨も小降りになり、キラキラと夕日がまぶしい。虹が出そうだね〜なんて話ながら娘と大好きな「にじ」の歌を手話付きで歌いながら温泉街をてくてくと。そして近場の定食屋さんでご飯を食べ、すぐ近くの道の駅へ。子どもたちはあっという間にすやすやと、眠りにつきましたとさ。

こんな行き当たりばったりの2日間も、この旅ならでは。ゆったりのんびり、家族の時間。でも日常とは違って、いつも「次はどこ行こう?」という冒険中のワクワクがある。「何が何でもあの場所へ」ではなく、そのときどきの気分や体調、移動手段などの条件で、じゃあどうしようね、と選択していく家族旅。きっとそのあり方は、家族によってそれぞれ違うんじゃないかな。ここに記したのは、私たち家族はこうなりました、というお話。みんなの行き当たりばったり旅の話も、聞いてみたいなぁ。

翌日から2日間は、主人と私の大学の同級生が暮らす長野県坂城町へ。奇遇にも息子と1ヶ月違いの娘ちゃんが産まれた彼女と、約5年ぶりの再会。思えばもう20年来のお付き合いとなる彼女と、この旅で再び巡り会えたのは、本当に奇跡的。お互いのこれまでの歩みを語り合い、今の想いを伝えあって。彼女のこの地での暮らしを体感しながら、のんびりゆったり、過ごさせていただいた。お布団で寝させてもらって、たくさんの想いを交換できて、心身ともに回復したよ、本当にありがとう。また人生の歩みのどこかで、休憩がてらゆっくり語り合おうね。

信州で、ゆったりと過ごした4日間。明日はいよいよ、軽井沢へ。かつて取材でお世話になったあの方ともお会いできるかな。ドキドキの3日間が始まります。

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フリーランスライター・エディター、2人の子どものお母さん。人の言葉をありのままに聞くことで本質を見つめるインタビューがライフワーク。現在は主にウェブマガジン「greenz.jp」にて、「ほしい未来」のつくり手のみなさんの言葉を紡いでいます。
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