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泣き喚く勇気と体力を無くしたくない

私が好きな漫画の一つに「三月のライオン」というものがある。
一見は将棋漫画なのだが数々の素敵な名言を残してくれている。
その中でもあまり取り上げられていないのだけど、一つ私の中に深く刻まれた言葉があった。
「人は情熱を失うとせっかちになる。次から次へと成果が欲しくなって近道を探し始める。でも最短距離はみんなが通りたい道だからぎゅうぎゅうな上みんなが持っているモノしかもう落ちていない。そしてそのみんなが持っているモノを投げつけ合っても勝負はなかなかつかない。しかも近道を選びがちで歩いていないので基礎体力が落ちている。するとますますもっとお得な道を探したくなる。
…神様僕は……野蛮なままでいたい。お得なルートばかり探して少しずつ弱くなってあきらめがつく日を待つより、道なき道につっこんで何度も迷ってころんで泣き叫んで、泣き喚く勇気と体力を無くしたくない。」

ちょっと長かったですが、これです。特に最後の
「泣き喚く勇気と体力を無くしたくない」のところ。ここなんですよ。

自分で事業を創って会社をたてて、自由に楽しくやっているようにみえてもつらいこと、投げ出したいことが沢山あるんですよ。
銀行口座の中のお金はどんどん減っていくし
法律とか人間関係で色んなことに巻き込まれるし
大事にしたいと思っている仲間が離れることは傷つくし
自分の能力の足りなさを毎日実感するし
やらなくてはいけないことが尽きることはない。
泣きたくなることもあるし、投げ出したくなることもある
けどね。本当に怖いのは、さっきの言葉どおり、受動的に生きて、効率よく、楽な道を選ぶことで気づいたら泣き喚く勇気と体力すらない変に俯瞰して生きる人生になってしまうことなのではないかと思うんです。

だから私はいつまでも野蛮なままでいたい。
たとえ辛いことが沢山あるにしても、つらいことがなにもない人生より全然ましだ。
30代40代50代60代になっても、挑戦を続けて、時には泣くし、時には怒るし
でも心から笑える時間を過ごしたい。
そしたらきっと死ぬときには、やりきった気分で入れるんじゃないかと思う。
だからみなさんも、人生
辛いとき
泣きたいとき
があるなら、それはきっと「泣き喚く勇気と体力」がある証拠なので
ポジティブにいきましょう!
人生泣き喚いていこう!

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