見出し画像

THANKS DRESS SHOW ~Mikako & Mayukoペア~ ④

こちらの記事のつづきです。

私がドレスイベントを開催したワケ

私がこのイベントを
開催しようと思った一番の理由

それは、
このペアに
ドレスデザイナーaicoさんの
bom bom ドレスを着せたかった
というのがあります

ことの始まりは
2022年4月25日

友人のヒトミさんが出る
イベントを観に行きました

そのときに
ヒトミさんが着ていたのが
aicoさんの紫のドレスでした

4着のドレスは
どれも個性的で
パンチが効いていて
私はドレスに一目ぼれ

すぐに「私も着てみたい!」
とaicoさんに伝えました

すると、
「私が住んでいる
三重に来ていただくか、
出張もしますよ」
とのお返事が

ドレスを着るイベントを
しようと思ったものの、
ただaicoさんのドレスを着て
写真を撮るだけでは
面白くないなぁと思いました

でも、
どんなふうに着たら
自分の気分が上がるのか
なかなかアイデアが
湧いてきません

そんなある日、
友人のみかちゃんから
突然メッセージが来ました

「6月に千葉で
aicoさんのドレスを着るんだけど、
よかったら一緒に着ない?」

私がaicoさんのドレスを
着たいと思っていることを
全く知らない
みかちゃんからのお誘い

みかちゃんの
電波キャッチ能力の高さに
驚きながらも、
二つ返事で
イベントへの参加を決めました

イベントの主宰者keyさんは
ヨガのインストラクターをされていて

彼女には年配の生徒さんたちに
ドレスを着せたいという思いがあり、
70代の女性が
着ることになっていました

また、
同じタイミングでaicoさんから
祖母、母、娘の三世代で
ドレスを着た話を聞きました

そんなところからヒントを得て、
ある日アイデアが降ってきました

それが、
「ありがとうを伝えたい
あの人と一緒にドレスを着て
ランウェイを歩こう!」
というコンセプト

そのコンセプトを思い付いたときに
真っ先に頭に浮かんだのが
Mikako先生と娘のMayukoでした

Mikako先生は
娘が幼稚園のときに
2年間受け持ってくれた方で、
親子で大好きな先生でした

娘は今年の4月に社会人になり、
ご縁があって
Mikako先生と同じ
保育の仕事に就きました

我が家は数年前に
年賀状を一切辞めてしまい、
Mikako先生とは
連絡を取っていなかったため
そのことを
お伝えできていませんでした

娘が保育士になったと知ったら、
きっと喜んでくださるのではないか

そして、
私と同年代のMikako先生は
この年齢になると
なかなかドレスを着る機会もないはず

感謝の気持ちを込めて、
ドレスを着る機会を
プレゼントしたいと思いました

二人がドレスを着ているシーンを
思い浮かべたら
喜びが湧き上がってきて
私は一人で涙ぐんでいました

こうして、
アイデアに賛同した娘が
Mikako先生をイベントに
招待することになりました

恩師と教え子の関係から仕事の同志に

幼稚園には
保護者が担任の先生とやり取りをする
連絡帳があって、
私はこの連絡帳が楽しみでした

というのも、
先生方が園での娘の様子を
書いてくださって、
私も家庭でのエピソードを
お伝えできるから

今でも大切な宝物で
娘もときどき思い出しては
本棚から取り出して
読み返しています

こういった連絡帳での
やり取りだけでなく、
クラスの様子を伝えてくださる
ウィークリーレターもありました

先生の文章には
子どもたちに対する
愛情があふれていて、
細やかに成長を
見守ってくださっているのが
感じられました

また、私自身も
親として気づかされることが
多くありました

Mikako先生の
保育者としての在り方が、
娘の土台になっているのは
間違いありません

社会人になった娘から
保育園でのエピソードや
子どもたちへの想いを聞くたびに、
娘のことを素敵な保育者だなぁ
と感じています

そして、
会ったこともない子どもたちのことが
とても愛おしくなります

久しぶりにMikako先生と話をして、
娘と共通点があることが分かりました

二人とも4年制の大学に通い、
はじめは会社勤めを考えて
就活をしています

Mikako先生は、
保育実習に行ったことがきっかけで、
やはり保育がやりたい!
と方向転換しました

親の猛反対を押し切って
幼稚園の先生になっています

一方、
娘も就活の最中に
「やっぱり未就学児の
成長に関わりたい」
と思い直し、
自由保育をしている
素敵な保育園との出会いを経て、
保育の道を目指すことに

4年生の秋に保育士試験を受けて
保育士になることができました

そんな二人の物語を
ペアがランウェイを歩く前に
朗読劇仲間のようちゃんが
紹介してくれました

自分が書いたナレーション原稿を
ようちゃんの
温かく包み込むような声で
聞けたことが嬉しくて
とても幸せな時間でした

今でもようちゃんの声が
鮮明によみがえってきます

カーニバルの踊り子のようなドレス

この二人のために
aicoさんが用意してくれた
ペアドレスは、
カーニバルのダンサーのような
明るくポップなドレスでした

「子ども」を象徴するような
可愛らしさと
無邪気さがありながらも、
二人の強い個性が引き立つデザイン

アフリカのケニアに魅せられて
何度も現地を訪れている
Mikako先生は
「ヒョウを飼いならす女」
のイメージで
ヒョウの絵のスカーフを
上半身に巻いていて、
娘のMayukoは
黒地に金の刺繍がほどこされた
着物の帯を巻いています

「このダンサーたちは
みんなを笑顔にしていて、
踊るとみんなが明るく
楽しい気持ちになっちゃう」

そんなaicoさんの言葉を
聴いていたら、
なんて二人に
ピッタリなドレスなんだろうって
嬉しくなりました

運動会の思い出の体操曲でランウェイを歩く

ダンサー二人には
幼稚園の運動会でお馴染みの
「ディズニー体操」を
披露してもらいました

過去の映像を見返すと
全園児がキャッキャッとはしゃぎながら
楽しげにディズニー体操をしていて、
今は亡き園長先生の姿も
そこにありました

幼かった娘が
大好きだったMikako先生と一緒に
こんなに素敵なドレス姿で
再び「ディズニー体操」を
踊るなんて

当時の園長先生の奥様、
幼稚園時代のママ友たちが
温かく見守ってくださる中での
ランウェイ

夢のようなひとときでした

THANKS DRESS SHOW ⑤ 】へつづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?