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正岡子規『はて知らずの記』#15 八月一日 仙台

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています)

再び仙台の宿へリターン。


八月一日、
朝起きて、窓を開けば、
雨後の山川、
遠望、更に、ほがらかなり。

野も山も ぬれて涼しき 夜明かな

 槐園、又た

ひろせ川 朝きりわけて たつ浪の
 音よりあくる しののめの空 槐園

旅宿に帰る。
此夜、槐園来る。


針久旅館に泊まる。

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