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歓喜そして五体投地。映画「ランペイジ/巨獣大乱闘」(感想)

 このタイトルと、ドウェイン・ジョンソン主演というだけで観る価値がある!!!! 大いにある!!!! 英語版のコピーは"BIG MEETS BIGGER"。最高だーーーっ!!!!

 ドウェイン・ジョンソン扮する動物学者はゴリラと手話で会話でき、特にアルビノゴリラのジョージとはツウツウの関係である。そんな折、宇宙では遺伝子を操作する危険な何かの開発が進められていた。実験中に危険な何かを投与されたラットが暴走、宇宙ステーション大爆発でサンプルの入ったカプセルが、おさるのジョージが暮らす保護区に墜落!!! サンプルを浴びたジョージをはじめ動物たちがでっかくなって大乱闘!!!!

ドウェイン・ジョンソンとゴリラの、心が通じ合っている。こんな幸せがありますか?!

 もはやキレ気味。ドウェイン・ジョンソンとゴリラが同じレベルで会話してる歓び。ドウェイン・ジョンソンより小さかったゴリラが、ドウェイン・ジョンソンより大きくなる。それだけで楽しい。ねー。今朝の大株主との大げんかもふっとぶねー。

 ゴリラのゴリラっぽさがすごく良い。こんなにゴリラがかわいい映画あったかしら。もう乱闘とかしなくていいから、ドウェイン・ジョンソンとゴリラが仲良くしてるところだけ2時間見せてくれてもいい。ああ、それなのに、人間様の開発した何かやばいやつのせいで!! ジョージが!!! 正気を失った―!!!! もうふっざけんな人間! ばーかばーか! (※ゴリラと共に知能が下がっています)

ワニも狼も超進化

 それなのに、ゴリラはゴリラだー!!!! ‥(咳払い)、まあいい。「もうさ、遺伝子ごにょごにょしてすっごくなるって設定だからさ、色んな動物のかっこいいやつ全部つけちゃおうよ! ぜーんぶ!」って聞こえてくるような、とってつけたもん勝ち進化の成れの果て。最高だーーー!!!!

 そしてその何がどうしちまったんだ進化の処理が、すっごくスマート!! (知能が低まっているので簡単に納得します。)ここまで一言文句をつけてやろうと知能を保っていた人だって、空飛ぶ狼を観た瞬間の、ドウェイン・ジョンソンの一言で「あ、はい黙ります。」と居住まいを正す最後のチャンスを与えられる訳だ。ロック様に感謝しろよ!!

ツッコミどころが大口を開けて待っている

 そりゃあね、そういう映画だから!! エイリアンVSプレデターでもおっぱじめるんじゃあないかってくらい余裕の大穴がたくさん空いてるのは間違いない。

「ラボを制御するシステムにこの温度調節器を使って接続できるの。これですべてのファイルにアクセス可能よ」

‥んなわけあるかああああ!!!!とかね。でもそんなことどうでもいいの、この台詞が流れるころにはウオオオオやったれやったれー!!!!って諸手をあげて大はしゃぎしてるから何の問題もない。エイリアンでもプレデターでも何でも来い! ぶっとばしてやる!!(空に向かって自動小銃を乱射する)

それが!!!!見たかったんだよ!!!!

 敵を警戒して構えていると肩によだれが垂れてきて‥見上げるとそこには!! とか、怪物がガオー!!!って吠えると、咆哮の風圧でぶああっっ!!てなるとか。KAIJU映画というよりも中サイズ怪物モノの見たいところちゃーんとやってくれてありがとうございます! 段々ジュラシックパークが観たくなってくる。もう一度あの恐竜たちに会いたい! いやでも目の前の怪物をもっと見たい!!

まとめ

 観ましょう。四の五の言わずに観ましょう。もうね、大暴れに大破壊を尽くしたジョージとドウェイン・ジョンソンがついに邂逅、そのときのジョージが‥ちょっと○○そうだー!!!! とか言いたくて言えない(ネタバレしない縛りがね)ことが沢山あるから、もう、見て‥。このシーン、わたしよだれが垂れました。涙腺も弱いけど唾液腺も弱い。

 全細胞打ち震えるこの幸せを、みんなに分けたい!! 私の肉を振舞いたい!! 何言ってるか分からないと思いますし私もちょっと分かってないこれぐらい知能が下がる本当に良い映画だった。幸せを噛みしめるため、今音楽を聴きながらこの感想を書いています。クロード・ドビュッシー:喜びの島。お聴き下さい。

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