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【部下が失敗したら『叱る』で合ってる?】言うことを聞かない部下への適切な対応とは!?

こんにちは、心理学コミュニケーション講師の『いからず』です。

部下が失敗した時って『叱る』で合ってますか?
言うことを聞かない部下への適切な対応が知りたいです。

ってよく聞かれるんですが、部下が失敗した時、みなさんはどうしていますか?

『叱る』に決まってるでしょ!って方もいれば、『叱る』のは良くないって聞くから、あまり強く言わないようにしているって方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

結論から言うと、部下が失敗した時は『叱る』で大丈夫です。
というか、しっかりと叱ってください!

「え?叱っていいの!?」って疑問に思われる方もいるかと思います。

「叱ったら、パワハラとか思われたりしない?」
「叱っても、どうせちゃんということ聞かないよ」
「部下との関係が悪くなったらイヤだし」

って思ったりする方もいるんじゃないでしょうか?

そうなんです。
部下が失敗した時には『叱る』であっていますが、その上でとても大切なことがあるんです。
これをしないで『叱る』だけをしてしまうと、先ほど挙げたような

◆部下との関係が悪くなる
◆言うことを聞かない
◆パワハラだと思われる

ということが起こってしまったりします。

<『叱る』上で大切なこととは!?>

じゃあ結局何をしたら良いかというと、『承認』です。
承認とは、相手のことを『認める』ということです。

相手のことを認めるというのは、相手の言い分を聞くという意味ではありません。
じゃあどんなことをするのかって言うと、普段の部下の行動をちゃんと「見ていてあげる」というのが大事です。もう少し別の言い方をすると、相手の部下から見て、「この上司(あなた)は、私のことをちゃんと見ていてくれる人だ」と思ってもらえることがポイントです。

例えば部下が仕事で大変な状況の時に、それを見た上司が、

「どうした?何か困っていることはないか?」

って声をかけてくれたり、部下が悩んでいる時に

「辛そうな顔をしているけど、何かあったか?」

と聞いてくれたりしていたとします。
そんな上司から、仕事で失敗した時に、

「お前なにやってるんだ!こんなミスして!いつものお前らしくないじゃないか!?」

って叱られても、その上司のことを『パワハラだ』とか、「この上司とはコミュニケーション取りづらい」と思われて関係が悪くなったりするでしょうか?
きっと、むしろ注意された時に、次は改善できるように取り組もうという気持ちになるんじゃないでしょうか。

<『叱る』の失敗例>

もし逆に、普段の部下のことをほとんど見ていなくて、声もかけていないような上司が、その部下が仕事で失敗した時にだけ、

「お前何やってるんだ!こんなミスするなんて!」

と叱ったとしたら、その部下はどう感じるでしょうか?
まさに心配していた通り「パワハラだ」と感じたり、その上司とはあまり関わりたくないと思ったりするかもしれません。しかも、そんな上司の言うことを、表面上は聞くフリをしたとしても、心から上司のアドバイスを受け取る気にはならないんじゃないでしょうか。


もちろん、ミスは誰だってします。でも、その部下が上司から叱られた時に、その注意やアドバイスをしっかりと受け止めて成長につなげられるかどうかは、”部下次第”だと思う方もいるかもしれませんが、私は”上司の普段の承認次第”だと思います。

<まとめ>

今回は『部下が失敗した時』に『叱る』というテーマでお話しましたが、そのためには普段の上司からの”承認”が不可欠です。

部下を叱った時に部下がどう思うかは、部下の問題だと切り捨てることもできますが、このように上司である自分が”承認”という行動でコントロールすることもできるんです。これをするかしないかは、上司が”選択”できます。

もし、具体的な”承認”の方法を詳しく知りたいと言う方は、こちらの記事もご覧いただくと、”承認”のテクニックの専門家であるコーチが実際に使っている『会話の中での承認』の具体的な方法がわかります。

仕事の様々なシーンで役立つ”承認”の方法や、心理学にもとづく効果的なコミュニケーションについても、今後も記事にまとめていくつもりですので、興味のある方はフォローお願いします。

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