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人間関係を100%悪化させる!『悪いコミュニケーション5』<人格・性格の攻撃>

こんにちは、心理学コミュニケーション講師の『いからず』です。

仕事をしている最中に部下に対して、家庭の中でパートナーや子どもに対して、無意識につい使ってしまいがちな『悪いコミュニケーション』。

一言で『悪いコミュニケーション』と言っても、実際にはいくつものパターンが存在します。そんな中から、心理学・脳科学を愛する私が、つい無意識に使ってしまいやすい『悪いコミュニケーション』のうち特に『相手への影響が悪く、改善すべきもの』を5つの型にまとめて紹介しています。

前回までで4つの型を紹介してきましたので、まだお読みでない方はぜひそちらも合わせてお読みいただけると非常に効果的です!
今回は5つめの<人格・性格の攻撃>です。これは名称の通り、相手へ与える心理的ダメージも大きいのですが、このコミュニケーションを使ってしまって最終的に損をするのは自分自身です。

だからこそ、しっかり意識して改善することで、不用意に自分自身の評価や信頼を損なうリスクを回避できます!

私のnoteでは『笑顔で生きるのに役立つ”ちょっとした気づき”』が得られる、『心理学』『脳科学』のテクニックを発信しています!もしこの記事を読んで、気に入っていただけたら、フォローしてもらえるととても嬉しいです!

<壱の型:過度な表現>

<弐の型:質問を装った攻撃>

<参の型:曖昧な表現>

<四の型:過去の持ち出し>

<五の型:人格・性格の攻撃>

「普段から○○だから、」 「いつも○○だから、」

たとえば、「普段からだらしがないから、会議にも遅刻するんだ!」「いつもぼ〜っとしてて話を聞いてないから、こんなことになるんだ!」のようなコミュニケーションです。

どうですか?このような言葉、つい使ってしまっていませんか?
"普段の行い"を指摘しているようで、相手の性格や人格まで攻撃してしまっているのですが、案外そのような自覚は持ちにくいものです。

これをしてしまうと、本来は単に「会議に遅刻しないようにする」「話をしっかり聞きもらさないようにする」ということを伝えたいのに、相手は「責められている」「そんな言い方しなくてもいいのに」という感情になってしまいがちです。すると、本来伝えたいこともかえって伝わりにくくなり、心理的な抵抗感が増えて逆効果になってしまいます。そして、相手からは「あまり接したくない相手」「自分とは合わない」という悪印象を持たれてしまったり、信頼を失ってしまう原因になります。

気をつけなければいけないのは、これらの言葉は間接的に使ってしまっている場合でも、自分の評価や信用を下げてしまいます。たとえば私が、同僚のAさんの前で(今その場にいないBさんのことを)「あの人(Bさん)は普段からだらしないから、大事なときに遅刻するんだよ。」という会話をしてしまっていたとします。Bさんの耳に直接その言葉が届くことがなくても、同僚のAさんの中で私は「(本人のいない陰で)人の人格・性格を否定する人」という評価を受けてしまうことになります。もしかしたらAさんの頭の中では、「この人はきっと、私のいないところで私のことも悪く言っているんだろうな」という認識をされてしまうかもしれません。

やはり、普段の相手の行いもあるため、そのような言葉を使ってしまいたくなる気持ちもわかりますが、自分自身にとって損でしかないということを理解して、<人格・性格の攻撃>となる言い方は控えるのが賢明です。

相手に注意する場合は、「今回のこと(その場の出来事)」のみに限定した言い方をした方が、相手にも受け入れやすく効果的な上、不要な軋轢を生むリスクを避けることができます。

今回までに5つの『悪いコミュニケーション』についてお伝えしてきました。次回のnoteでは、相手からの信頼を得やすくし、周囲と良好な人間関係を築くための『良いコミュニケーション』のテクニックについてお伝えしていこうと思います。(1〜4の『悪いコミュニケーション』をまだ読んでみえない方は、ぜひそちらもどうぞ!)

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