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我々が見ている世界は虚構?イデア論と心理学について

心理学を実践的に使いこなす毒舌クリエイターである
かぜさんの記事を引用します。
(引用箇所は無料で読める範囲です)

哲学は...。
正直わたしにはさっぱり。

ちょっと苦手意識あるのよ。

哲学を記事にしている人は

わたしでも分かる言葉で
理解できるように
書いてくれると嬉しいな?

わたしの哲学に対する苦手意識を
ふっしょくして?

お願い。

不覚にも、この「お願い」という言葉に
ドキッとしてしまいました。

このように、頼み事をされた側が
「ドキッ」としてしまう心理を
「フランクリン効果」と言います。

今回は、哲学について書かれた分かりやすい本を
紹介したいと思います。

齋藤 孝 著「世界の見方が変わる50の概念」

50個の専門用語、哲学用語などについて
分かりやすく説明されています。

今回はこの中で紹介されている
「イデア」という概念について簡単に触れてみます。


たとえば「円を描け」と言われて、
ノートに円を描いてみると少しいびつな円になります。

しかし私たちが頭の中で思い浮かべる円は、
完全な円です。

私たちは円という概念(=イデア)を知っているから、
ノートに書かれたゆがんだ円を見て
「これは円だ」と認識できるわけです。

我々が目や耳にしているものは
ものごとの本質ではなく、
人間という不完全なフィルターを通して感じた
仮の世界に過ぎない。

現実の世界にとらわれるのではなく、
理性を用いて、
究極の理想の世界を追求しようというのが
プラトンのイデア論です。


一方で、プラトンの弟子アリストテレスは、
ものごとの本質は理想の世界ではなく現実にあるのだ
プラトンを批判しました。

ラファエロ「アテネの学堂」では、
プラトン(左)が天を指さしているのに対して、
アリストテレス(右)は地上に手のひらを向けています。

ラファエロ「アテネの学堂」
プラトン(左)、アリストテレス(右)

「美」「正義」「善」「愛」
などといった概念について、
我々は共通の認識を持っています。
これもイデアです。
イデアという言葉を知らなくても、
我々は知らないうちにイデアを使いこなしているというわけです。


ところで冒頭で紹介したかぜさんの有料記事、
9,800円はいくらなんでも高すぎでしょ」
と誰もが感じたと思います。

実は、かぜさんのメンバーシップに加入すれば
冒頭の記事も含めて
ほぼ全ての有料記事が見れてしまうのです。

おそらく9,800円という金額設定は、
ユーザーを驚かせるための
テクニックなのだと思います。

  • 心理学に興味がある

  • noteで心理学を活用したい

  • かぜさんの毒舌キャラに興味がある

という方は、
まずはかぜさんのメンバーシップに参加してみるのが良いでしょう。

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