いじわる魔女の猫

読書のことを綴ります。今までずっと本を読むばかりでアウトプットをしてこなかったので、語りたい本が色々あります。小説も書きます。https://linktr.ee/ijineko

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  • エッセイ

    私が普段思ったこと、考えたことを綴っていきます。

  • 読書感想文・書評

    読書感想文や書評を綴ります。

  • 大学で1000冊の本を読む50の方法

    大学生が1000冊の読書に挑戦する小説を書きました。

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サイトマップ(2024.11.09更新)

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    • 濃厚な文章を書く人

      濃厚な文章を書く人を知っていたら教えてください。 noteの記事に限らず、ブログでも本でも何でも構いません。 私が思う濃厚な文章ってこんな感じ読みやすい文章で、かつ読むのにエネルギーが必要な文章 まず文章が読みやすいこと。これが大前提だと思います。 読みにくい文章というのは、読み手に伝える努力をしていないという意味でただの怠慢です。 読みやすい文章であるにも関わらず、最後まで読むのがやめられない吸引力バツグンの文章が濃い文章だと思います。 言いにくいことを本音で語ってい

      • 『GIVE & TAKE』情けは人のためならず

        アダム グラント 著『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』を読みました。 この本の言いたいことは「情けは人のためならず」です。 見返りを求めずに他者に与えられる人。 人に与えることに対して「取引」を持ち込まず、返ってこなくてもいいですよという気持で与えられる人。 長期的に見ればそういう人が後々になって成功するということです。 まずは人に与えることを最優先に考え、ギブしましょうというのが著者の主張です。 本書では人間を3種類に分類しています。 ギバー(与

        • 大人はなぜ「若いころに勉強しないと後悔するぞ」と言うのか?

          大人はなぜ「若いころに勉強しないと後悔するぞ」と言うのでしょうか? それはその大人が、若いころ勉強できなかった(しなかった)ことに対するコンプレックスを抱えているからです。 自分が若いころ勉強をサボっていた。今そのことを後悔している。 そういう大人たちが若者に対して「自分のように若いころ勉強しないと後悔するよ」と講釈を垂れているんです。 はっきり言って、余計なお世話なんです。 大体そういうことを言う大人に限って現在勉強をしていない。 人の心配をする暇があるなら、あなたが

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          漫画で理解する「うつ」

          田中 圭一『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』という漫画を読みました。 過去に「うつ」を経験した人の話が紹介されており、作者自身もうつ病経験者です。 『うつヌケ』というタイトルの通り、現在進行形でうつ病と戦っている人というよりは、うつの症状が軽減したり寛解した人に焦点を当てています。 現在、うつの症状を抱えている人はもちろん、うつ病を経験したことがない人が読んでも理解が深まる本です。 noteで何話か無料で読めるので気になる方はご覧になってみてください。 うつを、

          漫画で理解する「うつ」

          なぜnoteには低評価ボタンがないのか?

          「どうしてnoteには低評価ボタンが無いのだろう?」 というつぶやきを見て、私なりに理由を考えてみた。 荒れるから個人的にはこれが一番の理由だと思う。 低評価が存在するサイトをいくつか思い浮かべてみた。 YouTube ヤフコメ ガルちゃん Amazonの星1レビュー Googleの星1レビュー こうして挙げてみると、おぼろげながら共通点が見えてくる気がする。 なんていうか、こう、荒れてるよね。 もちろん低評価がなくても、罵倒や罵りが飛び交うコメントで溢れる

          なぜnoteには低評価ボタンがないのか?

          才能もなく努力もできなかった小学校時代

          私が小学生の頃の思い出話に、少しだけ付き合ってもらえないだろうか? *** 私は体育が壊滅的に苦手だった。 走るのが苦手、球技が苦手、泳ぐのが苦手、誰かと競うのが苦手、 集団で協力するのが苦手。 ありとあらゆる運動が苦手だった(今でもそれは変わっていない)。 しかし、体育で挫折を感じたことはなかった。 なぜなら最初から「自分に体育は向いてない」と分かり切っていたからだ。 挫折とは、何かに挑戦し、壁にぶつかって初めて感じる。 はじめから自分には向いていないと諦めて、挑戦

          才能もなく努力もできなかった小学校時代

          noteを書くのが辛い時

          noteを書くのが辛いと感じる時は、活動レベルを下げてみる noteを眺めていると 毎日更新をやめて、更新頻度を下げようと思う noteを辞めようか迷った などの書き込みを、割と頻繁に目にします。 文章を書くことは、時に辛く感じることがあります。 noteは仕事ではないので、忙しかったり、飽きてきたりすると 「もうやめてしまおう」と感じることもあると思います。 そこでアカウントを消してしまったり、完全に引退してしまうのは ちょっともったいない。 noteを書くの

          noteを書くのが辛い時

          ヒオカ『死にそうだけど生きてます』

          ヒオカさんがnoteに投稿した『私が"普通"と違った50のこと』という記事が大反響を呼び、書籍化したのが本書です。 (現在はその記事は閲覧できません) ヒオカさんはかなりの貧困家庭出身で、 世帯年収は100万以下だったそうです。 幼少期から様々なことを諦めなければならず、特につらかったのは 習いごとをさせてもらえなかったことだと言います。 本書は 「そんな辛い過去があったからこそ今の私がいる」 「幼少期の苦労があったから、成長することができた」 という美談を語った本ではあ

          ヒオカ『死にそうだけど生きてます』

          「非正規雇用者」は個人でも労働者でもなく、商品として扱われる。

          雨宮処凛 著『非正規・単身・アラフォー女性「失われた世代」の絶望と希望』を読みました。 アラフォー(就職氷河期世代) 非正規雇用 独身 の女性にインタビューをした本です。 読んでいて憂鬱になるので観覧注意。 特に鬱病の人は要注意。 悪書ではないです。 むしろ同じ境遇の人にとっては救いになるかもしれないし、 そうでない人にとっても他人事ではありません。 就職氷河期世代について本書が出版されたのは2018年5月で、 当時のアラフォー女性は就職氷河期世代です。 (現在

          「非正規雇用者」は個人でも労働者でもなく、商品として扱われる。

          『「承認欲求」の呪縛』承認欲求を無くすことは不可能だが、軽減は可能

          著者が言いたいことは大体こんな感じです。 承認欲求は他人に依存する欲求だよ 承認欲求は極めて強力な欲求だよ イジメ、パワハラ、うつ病などの問題も承認欲求が関わっているよ noteの記事にスキが欲しい、フォロワーが増えほしい、コメントが欲しいと思うのは、典型的な承認欲求です。 どうやったらスキやフォロワーに囚われずnoteを楽しむことができるでしょうか? 著者の以下のように回答します。 リアルを充実させる 複数のSNSを使い分ける 以上です。 残念ながら拍子抜けと

          『「承認欲求」の呪縛』承認欲求を無くすことは不可能だが、軽減は可能

          この人は私の記事を全く読んでないな、というのは何となく伝わっている

          相互フォローしている人を少しだけ整理しました。 この人は私の記事を全く読んでいない、私に一切関心がないんだなと思ったフォロワーをリムりました。 フォローされたら基本的にフォロバしています。 ただし一部フォロバしないケースがあります。 書き込みが極端に少ない 競馬や宝くじの予想 AIに記事を書かせてコピペしている こういったアカウントはフォローを避けています。 一度フォローをした後にフォローを解除するという行為はできるだけしたくありませんが、それでもこの人とは合わな

          この人は私の記事を全く読んでないな、というのは何となく伝わっている

          サイトマップを作ったら、見て見ぬふりをしていた自分の本心に気づいてしまった

          記事も増えてきたし、そろそろサイトマップでも作るかね! サイトマップってアレでしょ? 今まで書いた記事のリンクを貼りつけて紹介するんでしょ? 知らんけど。 そんな風に思っていた時期が私にもありました。 むむっ、サイトマップの作り方? サイトマップって、単に過去記事のリンクをズラズラ~ッと並べるだけじゃ駄目なの? 伊藤さんの紹介されている方法としては 自分の専門分野を紙のノートに書き出す 縦軸が【需要】、横軸が【好き】のマトリクス表を作り、1で書いた専門分野をマトリ

          サイトマップを作ったら、見て見ぬふりをしていた自分の本心に気づいてしまった

          『あっという間に人は死ぬから』感想:人生の目標や、やりたいことが分からない人向けの本

          佐藤 舞(サトマイ) 著『あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方』を読みました。 タイトルがキャッチーです。 売れてるみたいなのでAmazonでポチってみましたが、全体の感想としては分かったような、よく分からないような、何とも言えない感じでした。 死、孤独、責任という3つの不安からは逃れられない 人生には3つの理があり、それは「死」「孤独」「責任」である。 そしてこの3つの不安からはどうしたって逃げられないよ、というのが著者の主張です。

          『あっという間に人は死ぬから』感想:人生の目標や、やりたいことが分からない人向けの本

          『民主主義とは何か』歴史的な視点から民主主義を考え直す

          民主主義とは?一言で言うと○○○です「その答えは一言で言うと、ズバリ○○○です。」 そうやって「これが唯一の民主主義の理解だ」という簡単で分かりやすい答えにすぐ飛びつくんじゃなくて、民主主義について色んな角度から考え直し、分析していこうというのが本書のねらいです。 民主主義の定義は小学校で習うにも関わらず、改めて考えてみると何を意味するのかよく分からない言葉です。 民主主義って多数決なの?少数派の意見は尊重しなくていいの? 選挙で代表者を選ぶのが民主主義なの? 民主

          『民主主義とは何か』歴史的な視点から民主主義を考え直す

          冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』

          タイトルと表紙、そして作者名を見た瞬間に「これは読まなければ」と思った本です。 本作品は12人の少年少女が登場する群像劇です。 登場人物が多いので 「これはキャラクターを覚えるのが大変そうだ」と思いましたが、 一人ひとりが分かりやすい性格、口調、容姿をしているため、 小説を読み進めていれば自然と12人全員を覚えることができました。 推理小説として読むとかなり複雑です。 しっかり推理したいのであればメモを用意して、 登場人物全員の行動を把握する必要がありますが、 そこまで気

          冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』