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アラブ・イスラムに憧れ土葬取材するNHK記者の偏向

NHKが「NHK取材ノート」というnoteのページに、「『土葬はダメ?』海外取材に憧れた私が大分でお墓にこだわる理由、それは一人のムスリムとの出会いだった」という記事を掲載しています。

書いているのは大室 奈津美というNHK大分放送局の記者です。

「私は〜」と自分のお気持ちたっぷり、お気持ち中心主義のモノローグです。およそメディアの記事とは言い難いのですが、この「NHK取材ノート」なるものはこうした記者のお気持ちたっぷりモノローグを掲載するのが主旨なのかもしれません。

しかし、とにかく文章が長い。冗長極まりない。

私はイスラム研究者で、この大分のイスラム教徒の土葬用の墓の問題が日本におけるイスラム教徒との共生がどうなるかを方向づける一里塚になると考えているので、一応読みましたが、そうじゃなかったら絶対読まないですね。なぜなら長すぎるから。

そしてこの大室記者。

まず、自己紹介から始めます。この自己紹介がこれまた長い。

この話を始める前に、少し昔の話をさせて欲しい。私は小さいころから、遠い、知らない国に憧れていた。

小学校1年生の時におばあちゃんのくれた百科事典でアラビア語を目にして「外国語研究を専門とする大学に入学し、アラビア語を専攻することにした」らしい。「お世辞にも優秀な学生とは言えなかったが、新しい文化に触れるのが本当に新鮮で、若さの勢いに任せて紛争が続く『パレスチナ自治区』にも留学した」とまあ、コッテコテです。

そこで強いイデオロギーを身につけた。

それはもちろん、

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