主人公のコアを作るための手順(図解)
(1)作家と主人公の接点
a.はじめに
物語には主人公が必須です。
主人公がストーリーの主軸であり、作家であるあなたの内面を物語を介して、表すことができます。
主人公の存在理由は、物語の主題であり、キャラクターの言動を介して読者にメッセージを残すためです。
そのために、作家が主人公と同期する必要性が生まれます。
つまり、主人公と作家がリンクしているという意味になると思います。
その内面の変化をいかに物語として演出しますか?
変化(意思決定・行動・進化・覚醒)するキャラクターをいかにストーリーで表現できるでしょうか?
主人公が物語の大半を占めるので、ネタが多い方が有利だと思います。
飯友優のブログ〝あなたが作りやすい主人公〟を参照
もっとも豊富なネタがあり、表現が多種多様なのが、あなたの内面世界です。
あなたが持っている価値観や内面こそ、臨場感を表現しやすく読者にインパクトを残せやすいと言えます。
飯友優のブログ〝強い主人公の作り方〟を参照
ですから、作家として、物事に向き合う価値観や内面がとても重要になってくると思います。
b.作家の持論
物語は主人公の表層を描くだけでなく、あなた自身の持論を語ることが基本です。
キャラクターを通して物を語るのです。
主人公が感じていることは、作家も同様に感じる世界が一致していないとおかしいと言えます。
主人公の生き方は、作家の生き方そのもので、物語の結末まで一貫していなければ、魅力がないと思います。
飯友優のブログ〝魅力的な主人公を描くためのコツ〟を参照
つまり、物語で何かを表現するということは、それ以前に、あなたの生き方や、自分で自分のことをよく知っておく必要があると思います。
(2)作家の実感レベル
a.成長
持論を持つことは、あなたが実感していることです。
その実感は、認識しているレベルがあります。
以下の図をご覧ください。
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