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涙を忘れたから

幾度
生まれるたび
割れる空が引っかかった
ひとたび水降れば
ねぇどこまでもさわいで
そうなることがこの体に
君につながっている

表層に割れて届くものが真実で
そうでないもの、君とか
ブラックやピンクの類のことを話すより、

君が変わって、  
食いしばった命を落としていった 

ひとつふたつとすかさず雨は髪をとかし、
気に入った言葉を離してはくれない

山が生まれ変わって表層を見た時
薄れていく軸足を
あぁ
見られたくないな

グレーすぎる

涙を忘れたから
日差しを忘れたから
ちょうど忘れたから

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