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カブにまたがりズンドコ生田へ ~ 多摩川のトンビがお出迎え

書き終えてみて気づく、このテキストって単なるオッサンの日記じゃないかと。相棒のスーパーカブにまたがって、埼玉県の川越エリアの自宅から、川崎の生田まで行って帰ってきましたよという話です。

30年来の友達に会いに川崎の生田というところへ行ったんです。よみうりランドの近くで、メタル焼き肉でおなじみのグルーピードールズというお店が目的地です。片道50キロ、ちょうどいい距離です。

このクソ寒いのにカブで往復100キロ、なんでわざわざそんなことをと人は言いますが、走ること自体が楽しみで、移動手段であるというのはその次の要素なんですから仕方ありません。とにかくスキあらば乗りたいんです。

そんなわけで私もやる気満々。多分カブも走りたいはず。ちょっと走りたい町があったので最短ルートではないこんなルートでズンドコ行くことにしました。

IMG_1585のコピー

まずは国道254号(川越街道)に出て、川越市~富士見市~志木市とひたすら南下、志木市の宗岡から埼玉県県道36号に入ってこれまたズンドコ南下。

このルートは少し遠回りですが、宗岡は中学生の頃に家族で暮らしていた場所なので、少し懐かしい町並みを見ておきたかったんです。しかし、思ったより交通量が多くてそんなに思い出に浸ることもできず。残念。

宗岡から、朝霞市、新座市と経由しつつ南西方向へズンドコズンドコ。東京都道・埼玉県道234号に入ります。埼玉県から東京都に突入。伏見通りを南下、新青梅街道も横切ってひたすら南下、都道12号に入って新武蔵境通り・武蔵境通り、西東京市、三鷹市、調布市のあたりを順調にズンドコ南下。この辺、信号機やたら多いです。のんびり進むには丁度いいか。

都道19号線、鶴川街道を南下、なかなかの景観の多摩川原橋を通過中、デッカいトンビが間近をスィ~ッと。一直線にこちらへ向かってくるように見えてちょっと怖かったくらい。顔までハッキリ見えました。というか確実に目が合いました。からかわれてたみたいな感じ。

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橋を渡ってちょっと進んで左折、神奈川県道・東京都道9号線、府中街道を東へ進みまずがかなりクルマが多くて、のんびりトットコ進みます。枡形あたりで西へグルっと回るともう、小田急線の線路と並走する格好になり、目的地はすぐそこです。

生田駅周辺のバイク駐輪場は前もって調べてあったので、そこを目指しているとナビ音声で「この先開かずの踏み切りです」だって。そんな音声が用意されていたとは。そんなこんなで目的地到着。多摩川近辺からずっと混んでて、寄り道やコンビニ休憩も入れて3時間かかりました。

少し時間をつぶして、30年来の仲間と今年の2月以来の再会。

メタル焼き肉・グルービードールズは、私は初めて来たのですが、清掃の行き届いたキレイな店内、座席とテーブルは広々としていて実に快適です。入店した瞬間、こりゃいい店だと思いましたよ。

壁や天井にはメタル、ハードロックのポスターやジャケットがところ狭しと貼られています。そして店内の大型テレビではずっとミュージックビデオが流れていますが、別にメタルに興味がない人でも、普通の焼き肉店として優秀で快適なお店ですよ。

私たちは大学の頃にバンドつながりで知り合った仲間なので、別の会話をしていてもミュージックビデオの曲のイントロで全員反応してしまって「あ、懐かしい」みたいに会話がぶった切れがち、これってメタル焼き肉あるあるみたいです。

モツ煮クルー、アリスクッパみたいな、メタル的なネーミングのメニューを次々に注文しますが、名前はふざけていても味は何を食べても抜群においしかったです。特に牛タンは、腹が減ってれば2000枚食えそうなくらい旨いです。言うまでもありませんが、アルコールは飲んでませんよ。

30年来の仲間となると、会っていない間に色々あろうと、何もなかろうと、顔を合わせると自動的に18歳の頃に戻ってしまうので、焼肉屋が大学の学食のテーブルの感じになります。全く損得・利害関係のないつながりで話せる仲間のありがたさ。肉と会話を堪能して解散、駐輪場までお見送りに来てくれたんですが、ドラレコが勝手に記念撮影してくれてました。

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帰りは最短距離で。よみうりランドのあたり、とてつもない急カーブの山道、ここで煽られたら怖いだろうなあというようなところを通過した後は、自宅まで超長い直線、ちょっと曲がってまた超長い直線という繰り返し。

夜になって道もガラスキーなのでほぼノンストップでズンドコ進みます。しかし50キロの距離をそんな調子で進むものですから、万全を期した防寒対策を持ってしてもかなり寒い!

Tシャツ2枚、ネルシャツ、防風ジャージ、電熱ベスト、ダウンという完全防備の上半身は大丈夫ですが、手先は電熱グローブのホカホカが寒さに負けてます。いや、電熱じゃなかったらもっとヤバかったということなんでしょうか。足先は厚手靴下2枚なのでジンジンするほどではありませんが、中敷きカイロがほとんど機能しておらん。

ちょっとこの寒さを考えると、ルート取りを間違えたみたいです。ガラガラに空いているとは言え後続車は常にいる状態で、走行スピードは速くなります。その状態でノンストップですから、風による冷えが防寒を突き破ってきて、体温や電熱による加温が追いつかないんです。今後はその辺もよく考えようと思います。

帰り道の寒さには本当に参りましたが、ほぼ市街地を行った割にカブ50にとって走りやすい道ばっかりで楽しくズンドコ走れた上に、旨い焼き肉と大事な仲間との時間。最高の1日でした。

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