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朝食用パンの作成

何でも作ってみたい私は、朝食用のパンも手作りである。
といっても、怠けものなところがあり
在庫がなくなってもしばらくは、放っておくことが多いので、カミさんからパンが無くなったよぉ〜と言われてから暫くは、シリアルの朝食が続くことがある。蛇足ながら、ウチでは、シリアルのことをエサと言っている。私としては、エサを朝食にする事もまんざらではなく、結構好きである。

でも、重い腰を上げて作ったパンを食べることができる朝食は、やっぱりワンランクアップした感じがある。

気の向いた時にしか作らないパン歴、数年にもなると、何となく発酵する酵母の気持ちもわかってきて、夏、冬で二時発酵の時間を調整しながらふっくらと美味しいパンが焼けるようになる。

焼いたパンは、冷蔵庫で保管するのだが、食べる前に全体を水で湿らせてからトースターで中まで温める。パンのお腹にナイフを入れてバター(マーガリンではない)をたっぷり塗り、サラダを食べているうちに、そのバターが溶けてパンに染み入るようにする。

そして、いざパンを口にする段になって
とっておきのジャムをたっぷり間に挟んで食べるのである。これが最高の贅沢!

とっておきのジャムは、上田に本社があるみすず飴のジャムである。季節によって色々な種類があり、国内の果実をジャムにしている。このジャムが、素朴なパンと、バターにマッチするのである。

自分で作った真空管アンプから奏でるクラシックをBGMにしながら、素朴なパンとバターとジャムのハーモニーを感じる。そして、ネルドリップで入れた、深煎りのコーヒーがアクセントになり、たったこれだけでハッピーで上質な朝の時間を過ごすことができる。

ところで、怠けもので、重い腰を上げた時にしか作らないパンと言いながら、作り方はいたってシンプルで、手間はかからないと、私は思っている。

強力粉、バター、砂糖、塩、ドライイースト、牛乳、お湯を同時にエルニーダーに入れ、スイッチを入れて一時間ほど待てば、一時発酵まで自動でやってくれる。

エルニーダー

あとは、大理石の上に粉をひいておきその上に、一時発酵後のパンを乗せて16等分に分けて、丸めてオーブンパンに並べる。(上の写真)
そして、オーブンの温度を35度にして、60分から120分の間で季節に合わせて時間を調整して二時発酵。

いよいよ、180度にオーブンを温めて、13分焼くだけ。

ほとんど、現代の利器がやってくれるので、おまかせで、品質も悪くない。

そんなわけで、今朝作ったパンは、これからまた、一週間ほど我が家の朝食を楽しいものにしてくれる。