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刻んで創作報告

かぐわしい春の夜明けを待ち望み、今か今かと眠りに耽る私ではございますが、細々と書き綴る日々を送っております。

そういえば自作を書いていたのに、最近ここでまったく報告していなかったと気づきまして、今回は今年になって公開した小説を報告したいと思います。

①神隠し

友人に誘われ、野立貴千《のだてたかゆき》は神社に行くことになった。そこは髪を梳く際に願いを念じた櫛を供える変わった神社だった。

罰当たりにも、立ち入りが禁止された神社に隣接する森に入る計画を企てていた。

どうにか侵入することができたが、野立たちは道に迷ってしまう。更に友人ともはぐれてしまい、遭難状態になってしまった。1人出口を探す野立は、着物を着た少女と出会う。

短編のファンタジー作品となります。文字数は約1万3000です。

②道

男は広大な大地を走っていた。少女とともに古びたバイクに乗って、人のいなくなった世界で生きていた。

突然だった。目覚めた地は砂にまみれた世界に変貌していた。人を探せど、知り合いも住民も、街には1人もいなくなっていた。なぜ人がいなくなったのか分からないまま、男は人を探す旅に出た。苛酷な世界に置き去りにされた男は、不安に背中を押されながら無我夢中で必死に生きた。

人を探す旅も1年が過ぎた頃、すでに諦めがついた男は、どうにか生き延びることだけを考えてきた。ある街に辿り着いた矢先、男は異国の少女との出会いを果たす。

短編のヒューマンドラマです。文字数は4000弱です。

③そらへ旅立った僕ら

深い海のようなそら。それは美しくも儚い世界。

光り輝く聖地は、今なお存在する。

長い歴史の中で生き続け、もたらした光は数知れず。

この世に生まれ落ちた運命を知った者たちは、たった1つの希望を乗せて向かう。そらへ旅立った者たちの物語。

はっきりとしたジャンル分けに苦慮した結果、とりあえず純文学としております。掌編の文字数700字です。

終わりに

今回はこの3作品を紹介しました。こちらでまだ紹介していない作品もありますが、また折りを見て僭越ながら紹介させていただきます。

今後も作品を作り続け、多くの方々に届けられるように日々精進してまいります。

未熟な身ではありますが、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。