國灯闇一

國灯闇一(コクトウヤミイチ)と申します。小説を細々と書いている者です。自作紹介はもちろ…

國灯闇一

國灯闇一(コクトウヤミイチ)と申します。小説を細々と書いている者です。自作紹介はもちろんのこと、活動報告など、テキストで発信していこうと思っています。 よろしくお願いします。

マガジン

  • 活動履歴

    自身の活動まとめ報告

  • 自作短編単作読み切り

    noteで私が書いた作品をまとめました。

  • 【短編小説】踊り雀 ※完結済み

    子供雀のハクは群れの仲間と一緒に移動していた矢先、鷹に襲われてしまう。仲間とはぐれ、怪我を負ったハクだったが、建物の陰に身を潜めて難を逃れる。 一夜明け、目を覚めしたハクに聞こえてきたのは、楽しげな声と音頭だった。怪我を負い、一羽きりで心細かったハクの不安を和らげた。 そんな時、嬉々として歌っていた一羽の子供雀、イザラメがハクを見つけた。 ハクはイザラメの所属する群れに助けられ、身を置くことになった。 危険な目に遭い、親とも離ればなれになった傷心のハク。 新たな出会いと待ち受ける危機。 この世を精いっぱい生きる雀たちの躍動と成長をここに記す。

  • 好きな作品を紹介するマガジン

    小説、漫画、音楽などなど、好きな作品を紹介しています。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介を更新することにした

どうも國灯です。 暑さがこびりついてきた今日この頃、みなさんどのようにお過ごしでしょうか。猛暑の日も増えてきて、そろそろ私は外に出るのが億劫になりつつあります。私の場合、冬と夏の外出は億劫になりやすいようです。 さて早速タイトル回収ですが、このところ近況報告に続いており、マンネリになってきてるので、今回の記事はいつもと違う趣向にしました。 ってことで考えていたのですが、たまにSNSなどで自己紹介をしてる人がちらほらいたなと。 知らない方でtwitterやnoteで私のことを

    • 小説を書きながら創作活動の舵取りもする

      創作環境を整え始めて3ヶ月。まだ安定しているとは言いがたいけど、ちょっとずついい形になりつつある。その中で創作に関するいろんなことを考えながら作品を出していける状況になったのは、ひとまずよかったところだろうか。 今まで検討していたことを始められたり、情報収集も十分にできるようになったり、まずまずの滑り出しだった。 その1つが非公開にしていた過去作を再投稿できたことだ。8年ほど創作活動をしていれば、一つ二つ変遷があるだろう。例えば、以前投稿していたサイトが閉鎖されたりとか。閉

      • 【小説】人生オワタ俺はやり直せないらしい

        有料記事のご購入について、わからないことがありましたら noteのヘルプセンターの確認をお願いします。 1 十倉唯男  とあるマンションの一室で十倉唯男はニヤついていた。  パソコンの左で口を開けるチョコレート菓子の大きな袋に手を入れる。チョコレート菓子の包装を破り、口に入れる。    唯男は各反応から厳選し、レスする。エンターを2回叩く。  唯男の打った文面が表示される。 ≫≫25 世界王子さん 24/02/07 JPt20:23:09 去年は会社のおなごたちからチ

        有料
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        • 初づくしの日常して、書いている

           寒暖差が激しい昨今の気温。ある種、体調管理ゲー的に言えば、ハードモードになるんじゃないか。  寒さには多少耐性があると思っていたけど、寒くて仕方ない。  体調に問題はない。  原因はわかっている。  実は、人生初の坊主にしている。  突然かもしれないが、理由としては節約のためになるからだった。  するとどうだ、髪が減っただけだけなのに頭が寒い。  思った以上に寒くて、出かける時はニット帽が必須になった。  あと首の後ろ。首の後ろが冷たいんじゃ。  思った以上に冷たくて凍

        • 固定された記事

        自己紹介を更新することにした

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        • 活動履歴
          30本
        • 自作短編単作読み切り
          5本
        • 【短編小説】踊り雀 ※完結済み
          4本
        • 好きな作品を紹介するマガジン
          4本

        記事

          辰年、最初の1ヶ月

          こんばんは。國灯です。 暖冬と言われていましたが、急に寒くなりました。 生活の変化に慣れてきたところですが、まだ執筆の時間間隔をつかめていません。 それでも去年より執筆ペースは上がっていると思います。 慢性的な睡眠不足が解消したおかげでしょうね。 近頃、よくない感染症の話も聞きますので、体調にも気をつけたいところです。 これからやりたいこと、書きたいことを少しずつ実現していこうと思います。まず手始めに、カクヨムで開催されていたカクヨムコンの短編賞に応募する作品を作りました。

          辰年、最初の1ヶ月

          今年は耐える年、来年は変わる年

          今年も残すところあとわずかとなりました。今日は毎年の習慣として、一年を振り返りつつ、新たな抱負をつづってみようと思います。 今年は去年と変わらず、執筆時間を確保するのが難しく、歩む様は亀の如しでした。 それは今年の話。 以前から進めていた環境整備が一段階クリアできる見通しが立ったので、来年は今年よりマシになると思います。 とりあえず、ホッとしました。 ある程度の余裕は見込めますが、どれだけ執筆時間を確保できるかは未定です。 状況の変化に対応し、態勢を整える必要があるので、そ

          今年は耐える年、来年は変わる年

          創作の栄養を摂取する

          今年も残り1ヶ月ですね。街では商戦が賑わっているようで、なんとなく人出が多くなっているような気がします。コロナ禍を経験したからでしょうか。 今日までコロナの症状もなく健康に過ごせていますが、忙しさに追われてるのもあって、今まで以上に健康に気を配っています。 まあ歳も歳なんで、なるべくバランスよく栄養を摂るよう心掛けています。 前回のnoteでも触れましたが、上記の事情もあり、現在執筆中の小説の更新頻度も減っています。疲れが溜まっている状態だと、なかなか手がつかず行き詰まって

          創作の栄養を摂取する

          近況報告でやんす

          どうもこんばんは。國灯です。 この時期、台風が立て続けにやってきてる気がするのですが、今年はあんまり台風が本島に上陸するなんて話を聞かないですね。 まあ、こなくていいのですが。 最近はなかなかX(旧twitter)にもポストできない状況になっておりますが、ちゃんと息してます。 ここ最近は執筆に時間を割くため、Xに顔も出せなくなっています。睡眠不足も拍車がかかっており、体調を崩しかけました。 長いことタイムスケジュールがカツカツで、小説の更新も満足にできないままでしたが、この

          近況報告でやんす

          クロノタイプを知った件

          國灯です。 いきなりですが、最近クロノタイプなるものを知りました。 クロノタイプとは何かといいますと、 朝型、夜型といったタイプ診断です。 前から睡眠に関して興味があり、調べていたところ、クロノタイプを知りました。 さっそく色々な診断テストしてみたところ、私は夜型にあたるようです。 まあ、自覚はあったので、驚きはありませんでした。 最大4~6つに分けることができ、50パーセントくらいは遺伝的に決まっているものだそうです。 今まで言われていた睡眠に関する話も研究されてい

          クロノタイプを知った件

          勉強意欲、高まっております【近況報告】

          どうも國灯です。 相変わらずなかなか時間を作れず小説の更新が亀ですが、今月はシフト変更があって、いつもより休みがありました。 まあ、その時間は主に睡眠で潰れましたがね。 おかげでパフォーマンスも上がった気がします。 その影響もあるのか、最近になってプログラミングに手を出し始めました。 まだ勉強し始めたばかりなので、物を作れるほどではありませんが、どうにかやれています。 プログラミングを学ぼうと思ったのは、決して仕事にしたいというわけではなく、昨今の時世の流れもあり、少しくら

          勉強意欲、高まっております【近況報告】

          自作宣伝【小説】するんだ

          どうも國灯です。1年の折り返し地点ですね。 半年前の私と今の私に何か大きな変化はないのですが、最近校閲やら校正やらの勉強をほんの少ししていたくらいでしょうか。 民間資格や国家資格もあるんだと知り、受けるかどうか考えたのですが、急いでやる必要も感じなかったので保留としました。 それと、最近の執筆状況ですが、6月の前半がかなり忙しくなってしまい、疲れ切った私はグロッキー状態になっていました。 疲れを溜めながら少しずつでも書いていました。 以前と比べると更新スピードが遅くなってし

          自作宣伝【小説】するんだ

          近況報告

          最近、たまごスープを作るようになった國灯です。私は小説を書くことを日課としているのですが、だいたい夜深い時間に書いているので夜食が欠かせません。 書いているとお腹がすいて、集中力が切れやすくなるのです。 ただ、お腹いっぱいになるまで食べたりはしません。 というか、だいたい私は普段からお腹いっぱいになるまで食べることはめったにないのです。 理由はいくつかあるのですが、一番の理由はお腹いっぱいになるまで食べた後に起こる、食い過ぎて腹が破裂しそう—————となるのを避けたいからです

          【短編小説完結】 踊り雀 ♦4

          「ケンゴロウ……!」  ハクはケンゴロウに駆け寄りました。ケンゴロウの体にはくっきりと爪痕が深く刻まれ、右の羽は折れていました。 「イザラメ! オウギさん! ケンゴロウがいた!」  激しく揺れた草からイザラメとオウギが出てくると、二羽とも驚愕を顔に貼りつけました。 「ケンゴロウ!」 「ああ、なんてことだ」 「まだ息はある」 「ここで治療はできない」  オウギは険しい顔をして言いました。ケンゴロウが呼吸をするたびに体は大きく鼓動していました。息は掠れ、目は閉じられていました。何

          【短編小説完結】 踊り雀 ♦4

          【短編小説】 踊り雀 ♦3

           それからハクは群れのみんなの手伝いを積極的にするようになりました。少しずつ他の雀たちがやっていることを覚え、自ら動いてみんなの役に立とうとしました。時々失敗してしまうこともありますが、心配をかけてばかりじゃいられないと気持ちを切り替えて頑張りました。  群れの雀たちも、ハクの変化に気づいていました。最近群れに入った子供の雀としか認識されていませんでしたが、ハクが自分のできることをやってくれるので、大変助かっていると感謝されるようになりました。  そんな日々が続いたある日、

          【短編小説】 踊り雀 ♦3

          【短編小説】 踊り雀 ♦2

           ひとまず、ハクはトウガキのまとめる群れにお世話になることになりました。食事を終え、日光浴を楽しんだのち、群れの若い衆は出かけていきました。  最近移動してきた雀たちの活動は周囲の地形や建物、草木の位置を確認することから始まりました。いくつかの班に分かれて探索するというので、ハクもついていくことにしました。  イザラメの計らいで同じ班になったこともあり、イザラメはたびたびハクを気にかけてくれました。ハクは大人たちの後ろをついていくだけでしたが、両親がいた群れも同じことをして

          【短編小説】 踊り雀 ♦2

          【短編小説】 踊り雀 ♦1

           日和濃く、青い空が透き通っていました。  道端で緑の吐息を繚乱させる植物たちは、花開く日を待ち望み、蟻はせっせと食事を運び、人間はめかしこんで忙しなくどこかへ向かっています。空でもまた、この陽気に誘われた鳥たちが小さな羽を羽ばたかせていました。  空高く頂きを持つ建物や樹木、街灯や電線などを伝い、集団で移動していたのは雀です。  先頭を執る大人雀の誘導に従い、子供雀のハクは、見たこともない土地を移動していました。  大人雀たちからは、どこか張りつめた空気を感じさせました。

          【短編小説】 踊り雀 ♦1