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君がいる

ごまかしていたことは
ずっと前からだったんだろうな
正しい言葉で封じ込められて
逃げ場をなくしてしまった

君と出会って見えたこと
随分時間はかかったけど
さよならしないままの今日も
僕は僕から離れられない

見えなくなったのは何だろう
無くしたものは何だっけ
忘れてしまったものたちが
今の僕を作ってる

いつまで生きていけるかなんて
悲しいとか虚しいなんて
俯いてる自分が嫌で
今、歩き始めたんだろう

どんなに弱音を吐いてみたって
他人と比べてみたところで
変わってくのは僕自身だ
ほらまだ歩けるでしょ


隠していたことはたぶん多くはない気がするんだ
正しい朝と、正しい夜で
僕も少しずつ正しくなっていく
たぶん

君に言いたいことがあった
今じゃもう思い出せないんだけど
そうやって僕は少しずつ
今の僕から離れていく

泣くことも難しくなった
愛想笑いは得意みたいだ
今始めてわかった気がしても
明日になったら忘れちゃいそうだ

どうしようもない感情が
僕を突き動かしていくんだ
嘆くよりはよっぽどいい
始まりには君と僕がいる

いつまでかなんてわからないし
どうなるかもわからないけど
正しさとか、間違いとか
動かなきゃわからないことだってあるんだ

どんなに願ってみたりしても
話せないのはなんでだろうな
怖がっても、不安になっても
一人はやっぱり嫌だな

今があって
僕がいて
歩けるなら
それだけで大丈夫

振り返れば君がいる

貴方のその気持をいつか僕も 誰かに返せたらなと思います。