ITエンジニアを目指したきっかけ
先の記事で3つの方向性の中から、ITエンジニアを目指そうとしたことを書きました。
ここではそもそもなぜ、ITエンジニアに興味を持ったのか詳しくを書いてきます。
シェアオフィスで、自由に働くエンジニア達に興味を持った
私が尾道にいる頃、仕事の拠点としていたのが「ONOMICHI SHARE」というシェアオフィスです。そこではフリーランスや個人事業主が多くいたのですが、何名かのエンジニア達がいました。
彼らは好きな時間に出勤し、好きな服装で作業を行い、好きな場所で仕事をしていました。実際に書籍を執筆するなどの相当な実力があるエンジニアは、コロナ禍前から東京の企業に所属しながらも、フルリモートでの島暮らしを実現していました。
またコロナの影響があり、当時ワーケーションという言葉が浸透し始めた頃でもありました。そんな中、観光地である尾道にワーケーションで来ていたのは、エンジニアやIT企業の社員が非常に多かったのを覚えています。
パソコン1つあればどこでも仕事ができ、必要があれば会議や打ち合わせはオンラインで行う。世間的にそうしたことが後押ししているということもありますが、イマドキな自由な働き方ができるということに、魅力を感じました。
実力があれば、高収入が期待できる
個人的な感想ですが、彼らエンジニア達は金銭的にも余裕がある印象を受けました。まだまだIT関係の人材は、世の中の需要に対して、供給が追いついていないようです。そこでスキルさえあれば、高収入が期待できる可能性もあることも、惹かれました。
なにせ持病で前職を辞めてから、懐的にもあまり余裕がなく、大学生時代のような慎ましい生活を30代になっても続けていましたから。
実力さえあれば年齢に見合った、もしくはそれ以上の収入を得ることができる土壌は、ハングリーな自分が求めているものでもありました。
体に合わせた働き方を、逆算して考えた
私は肌が人より極端に弱いので、肌を締め付けたり密着する窮屈なネクタイやスーツ、ヒートテックなどの機能性衣料などは肌が荒れるため、真冬でも着ることができません。なのでコットン製でゆったりとした私服でも仕事ができることも、けっこう重要な要素でした。
また寒さが強く乾燥した地域は症状が悪化しやすいので、温暖な地域に住みながら仕事をすることができ、さらには日々の体調に合わせて在宅勤務や出社時間をフレキシブルに選べるなど、体に合わせて住む場所や時間、服装を選べる柔軟な働き方ができるのは、体に制限がある私にはとても合っているとも考えました。
そしてITスキルと語学力を磨けば、肌に合う温暖な気候の離島や海外でも職に付きやすく、またフルリモートでも働くことのできる。
体調が悪かったら自宅からのリモートワークで。なんなら入院中でもベッドの上で仕事をすることができる。
そして将来的に「ITエンジニア」×「観光・インバウンド」のようにクロスさせて、好きな分野で働ける可能性がある。
重度のアトピー性皮膚炎持ちという足枷があり、日本にいては1年の間に何ヶ月も入院・療養生活を繰り返している以上、体に合わせた働き方を逆算して考える必要がありました。そしてその延長線上には、自分がやりたいことも見据えて。
そうすることが人生100年時代と言われる今、一番大切ではないかと考え、辿り着いたのが『ITエンジニア』という働き方でした。
もちろん上記のわがままを押し通すまで、生半可な気持ちではできないでしょう。30代未経験からのエンジニア転職という高いハードルを乗り越えながら、今後数年間は症状の悪化も加味した、厳しい修行期間になることも想定した上での決断です。
歩いていく道を、正解にしていく
10年程前の新卒就職活動していた時に志望していた、まさに真反対の業界であり職種です。当時は将来的にこのような仕事をするなんて、想像もしていませんでした。
人生何が起こるか本当にわかりません。しかし誰かが言っていたように、自分が決めて進んでいく道を、正解にしていくしかありません。
まずは経験と実力をコツコツと積み上げ、ITエンジニアとして生計を立てれるようにしたら、次に行きたい業界や住みたい場所を、自分で自由に選択できるようにしたいと考えています。
そして5年10年後「あの時頑張ってよかった」と言える日がきて、笑っていられるようにしたいですね。
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