小さい頃、薄く涙が溜まった目の中で月の光を伸ばして遊んだなぁ
今日はコンビニで夕飯を買った帰り道、月がすごく明るいことに気づいた。
夜空には薄い雲がちょっとしかなくて、一旦街ぜんぶの電灯を消してみたくなるくらいに、今日の月は明るかった。
おぉ、明るいなぁ。
月はまんまるに近かった。近かった、というのは私の目にはうっすら涙が溜まっていて、月の輪郭がはっきりと見えなかったのだ。月の光が涙のせいで伸びて見えてしまう。……お?
この経験、すごく心当たりあるぞ?
そうだ。小学生のころ、夜に親の車の後部座席に乗ってる間、そこらじゅうの明かりが目に入っては涙で伸びるのを楽しんでいた。わざと遠くにある光の方に目をやって伸ばす遊びを密かに楽しんでいた。
同時にいろんな記憶がよみがえる。
後部座席で光を伸ばして遊びながらした、親との会話。「〇〇中学受かった子は時間をうまく使ってたんだって。あんたも時間もっと上手く使わなきゃだめだよ。帰ったらまず何やるの?」「んー、書き取り〜。」
なんか急にリアルに当時が蘇ってきたから、不思議な気分だった。
それにしても、電灯いらないくらい今日の月の光は明るいなぁ。
…て、さっきLINEニュースみたら
今日の月、満月らしいじゃん。
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