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エッセイ集『サッド・バケーション』について

2023年秋の文学フリマ東京にて、エッセイ集『サッド・バケーション』を発売しました。

制作した『サッド・バケーション』の表紙。白地に上下2段の線と塗りのある絵。上は卓上に食器やコップが並んでいる絵、下は縞柄のカーテンの向こうに誰かがいる絵。佐藤紀子さんのイラストレーション。

内容はエッセイ6本+日記という構成になっています。

目次はこんな感じです。

目次
・風景になる
・祝福の生クリーム
・サッド・バケーション
・僕の見た3月11日
・変奏
・そわそわする身体

エッセイの間には、自分の過去の日記を4日分はさんでいます。

内容を一つずつ簡単に紹介します。

①「風景になる」は、自分の加害性の発見から出発して、かわいいものが好きになり、願わくば木や風景になりたいんだという話。

②「祝福の生クリーム」は人生で初めて展示というものをやってみたら、
人々が結婚式をやる意味がすこし分かった。

③表題作「サッド・バケーション」は、生きていると自然に湧いてきてしまう人生の「さみしさ・悲しさ・むなしさ etc…」の感情についての記録。

④「僕の見た3月11日」は、約7年前に書いた震災についての文章。茨城県北部で被災するとこういう風になるということが書かれています。

⑤「変奏」は、その名の通り変装してceroのライブに行った話。楽しくもあり、痛々しい記憶でもあります。

⑥「そわそわする身体」。これはその名の通りそわそわしちゃうな〜という話。そこから、自らの身体をケアする視点を身につけるようになったという話です。

人は孤独であり、そのことを寂しく思う夜もあるかもしれないけれど、それでも生きていくしかない、なんとかやっていこうね、ということを書いたような気がしています。うーん、自分で自分の書いたものについてまとめるのって難しいですね。

表紙の絵は佐藤紀子さんが描いたものです。佐藤さんの絵は阿佐ヶ谷のコンコ堂で見た時から好きで、いつかお借りしたいと思っていました。すごくいいのでぜひ見てみてください。
https://www.instagram.com/conorico._/


現在発売中の書店さんはこちらにまとめてみました。お近くの書店さんでぜひお買い求めください。

また、オンラインショップも開設しました。併せてお買い求めください。

https://rice-village.stores.jp/


『サッド・バケーション』
著 飯村大樹
値段 900円 +tax
ページ数 94ページ
サイズ 文庫版(A6サイズ)

飯村大樹(いいむら・ひろき)
1995年、茨城県水戸市生。フリーランスでデザイン・書籍組版業。好きな食べ物はたこ焼きとモンブラン。
お問い合わせは info@iimurahiroki.com までお願い致します。
Twitter: https://twitter.com/iimuraaaaaa
Instagram: https://www.instagram.com/iimuraaaaaa/
https://linktr.ee/iimura


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