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自ら異性と間違われる風貌をしているくせにいざ指摘されると傷ついてしまった日曜日

先週末のお昼ごろ、友人と話しながらぶらぶらと散歩していたときのこと。

小さな女の子とわたし

前方に、親子らしきふたり(お父さんと娘さんかな)が歩いてて、ふと気づくと、女の子が後ろを振り返って、めちゃくちゃこっちを見てくる。

余りにも何度も振り返って見てくるから、もはやお父さんと歩幅が合わなくなるくらいのレベル。

わたしは子どもが得意でないこともあり、無視してたのやけど、友人がその子に気づいて、おどけた表情で笑いかけた。

そのタイミングでわたしが友人に「そう、なんかな、わたしずっとめっちゃ見られてんねん~笑」と言ったら、その女の子がハッとした表情になった。

そこで発されたことば

「男じゃないやん」

捨て台詞とはまさにそのことで、その親子はそれきりスタスタと歩いて行ったのでした。

ボーイッシュである自分

わたしは、ずっと友人の話を聞きながらふんふんと相槌をうつだけで黙っていたので、その子はわたしの声を聞いて、やっと性別がわかったのかな、と。

たしかにわたしはボーイッシュな風貌をしています。
そういう恰好が気に入ってるし、どっちかというと「かわいい」より「かっこいい」のほうがすきやし、うれしい。

でも、他人からこんなにも直接的に言われたことなかったので、かなり戸惑った。

いや、正直、傷ついてしまった

子どもって正直やな、というのと、その女の子のお父さんが完全に無反応やったのもかなり気になった。

その子の行動とか発言をまったく気にしてなかったのかもやけど

自分に対する周囲の違和感ってわかるもの?

この出来事から、ふだんわたしが接しているひとたちも、わたしの風貌に「なんらかの違和感を抱えてたりするんかな?」「ただただ抑えてくれてるんかな?」と思うようになってしまった。

たとえば知人の子どもだとか、直接的に接することもあるけど、その子たちって言いたいことを堪えてるんかな?
ちいさなちいさなこころながら、めちゃ察する能力でも持ってんねやろか?

老若男女問わず、もしも故意に口を噤んでいるとするなら、それって本当に親切なんかな、あの女の子みたいに思ってることをそのまま言われたほうが健全な関係性なんやろうか、そんなことも考える。

このまま突き進むけどね

とはいえ、これが自分のスタイルやので、変えるつもりもない!

…のやけど、こういうことに結局いちいちショックを受けたり、まんまと傷ついたりしてしまう時点で、マイノリティであることを自分自身がいちばん意識してるんやろうな。

まだまだ精進が足りませんな


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