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日々の旋律:自分史(3-1)

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中学校入学と部活動の選択

中学校入学

昭和58年(1983年)の春、私は中学校という新しい世界に足を踏み入れました。校舎はまるで巨大な迷路のようで、上級生は恐ろしく見えました。しかし、新しい友達と出会う楽しみがありました。まるで新しい冒険が始まったかのようでした。教室に漂う新しい教科書の匂いが、私の心を少しだけワクワクさせました。

部活動の選

中学1年生の頃、私は野球部に入りました。練習は地獄のように厳しく、ひたすら走り込み、水を飲んではいけない時代でした。炎天下で走らされ、砂埃まみれのグラウンドで倒れそうになりながらも、必死で頑張りました。しかし、補欠としてベンチを温める役割に徹していました。試合に出ることはほとんどなく、ただただ走り続ける日々。結局、野球部を辞めたのは1年の終わり頃でした。しかし、この体力作りや練習を通じて、体を動かすことの爽快さを知りました。

その後、中学2年生ではブラスバンド部に入り、トランペットを吹くことに。部員は少なく、トランペットがもう一人、ユーフォニウム、トロンボーン、チューバーが各1人で、全員で5人ほどの小さな楽団でした。楽器の演奏は思ったよりも楽しく、音楽の世界に少しだけ触れることができました。唯一覚えている曲は「オリーブの首飾り」で、学校の文化祭で演奏した記憶があります。初めての演奏会での緊張と喜びは今でも忘れられません。しかし、中学3年生になるとすべての部活を辞め、帰宅部として日々を過ごしました。家に帰ると、待っているのは音楽ではなく、家族の不協和音でした。

つづく

次回は、勉強と成績、友達との時間についてお話しします。

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