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国立大卒、就活で100社受けた末にアパレルベンチャーを選んだ話。vol.7

 ここでは北海道大学法学部卒の僕が、就職活動中100社以上受け、周囲に猛反対されながらもD2Cアパレルベンチャーに就職した経緯を好き勝手に語っていきます。 進学や就職、転職などで悩んでいる方の参考や心の支え、一歩踏み出す勇気になれば幸いです。

 vol.6では就活での自分の軸と会社とのズレについて述べました。今回はそのズレに気づいた僕の就活をの再開について語っていきます。

前回記事はこちら

内定辞退

 大手デベロッパーに内定が出た時、両親は泣いて喜んでいました。比喩ではなく事実です。私話になりますが、僕の両親は自分たちの学歴にコンプレックスがありそれを投影するかのように僕は学歴や世間体に縛られていました。それでもなんとかその呪縛を振りほどき、僕は両親に内定を辞退したい、と話しました。嵐のように言葉を浴びせられました。反対も反対、猛反対です。

さらに僕は今までの就活とは全く異なる就活を始めようとしていました。ベンチャー企業の就活です。大手を片っ端から受け、大手の息苦しさや自分の軸とのズレを感じていた僕はベンチャー企業で働くことを決めていました。それが両親の反対を加速させました。

僕は親不孝なのかもしれません。しかしそれでも僕は自分の信じた道を進みたかったのです。両親に話をした翌日、内定先に電話をかけついに内定を辞退しました。他の会社の内定も断っていた僕は大学4年生の9月、内定0の就活生に戻りました。

この先内定が出ないのではないか?もう再スタートには遅いのではないか?そんな恐怖に後ろ髪を引かれながら、後戻りはできない道を駆けていきます。この再スタートから約20社の企業を受けることになります。

再スタートと新たな壁

 ベンチャー企業を志して初めにぶつかった壁は、ベンチャー企業の探し方もエントリーの方法もわからないというものでした。Googleの検索欄に「ベンチャー 新卒採用」と入れ出てきたサイトにひたすら潜り、企業とエントリーできるかを探していました。

 ベンチャー企業の面接も僕を苦しめた壁の一つでした。大手の面接は自分をPRし、質疑応答するというような形式が多かったのに対し、ベンチャーの面接は面接官とのコミュニケーションと相互のマッチングを重視していました。80社以上の大手の面接でそれに慣れてしまった僕は、最初どう話していいかわからず苦戦しました。面接官の言葉すべてに過敏に反応し、動揺することも少なくなかったです。しかしそのコミュニケーションは、常に自分を高めてくれる価値のあるものでした。ベンチャーでの面接を繰り返す中でますます惹かれていきました。

そしてほどなくして僕の就活を変える二つ目のターニングポイントとなる出逢いをすることになります。(一つ目のターニングポイントはvol.1と,vol.2参照)

ーvol.8へ続くー


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