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国立大卒、就活で100社受けた末にアパレルベンチャーを選んだ話。vol.1

 ここでは北海道大学法学部卒の僕が、就職活動中100社以上受け、周囲に猛反対されながらもD2Cアパレルベンチャーに就職した経緯を好き勝手に語っていきます。 進学や就職、転職などで悩んでいる方の参考や心の支え、一歩踏み出す勇気になれば幸いです。

はじめに

進路や就活、転職などで悩んでいる方にへ。

自分の好きなように、心の声に従ってほしい。

心の声が聞こえなくても、いつか聞こえる日がくるから。

就活のはじまり

 「就活って聞くだけで嫌になるよ。」

僕もみなさんと同じでした。受験勉強を頑張り、入学した大学では特に誇れることもなくバイトに明け暮れる日々でした。就活を始めたのも大学3年生の3月ごろ、おおよそ多くの就活生と同じ時期にスタートを切りました。意識の高い学生は既にインターンに行ったりベンチャーで内定をもらっていたり、周囲には公務員や司法試験の勉強をしている学生もいました。

僕はそれまで業界を少し調べ、何にしようかなあと何となく選ぶだけでした。自己分析もほどほどに、参考書に沿って行うくらいでした。それなのにプライドだけは遥か高くそびえ立っていたのを思い出します。

大学時代は部活やサークルにも所属しておらず授業もほどほど、試験前だけ超必死な生活をしていました。ES(エントリーシート)の「大学時代打ち込んだこと」欄に書くことがないなあと毎回思っていました。それでも時間は容赦なく過ぎていきます。

はじめの一社

 プライドだけマンだった僕は、各業界の上から5番目までをひたすらエントリーするというなんとも愚かな就活を始めました。何となく名前を聞いたことがあって凄そう、ネームバリューもある、5番目は嫌だけど一応受けておくか、そんな風に考えていました。今考えても無謀過ぎて笑えますね。その数およそ100社以上、エントリーシートをひたすら書く毎日でした。当然企業研究なんてしている時間はありません。自分が働くかもしれない企業のことを何も知らずに、自分勝手なESを投げつけていました。そして投げつけたESがなんとか通過し、4月にはじめての一次面接を迎えました。これが僕にとってとても幸福なものであったと、今では思うことができます。

 会社概要を面接会場までの道のりで眺めながら、意気揚々と向かっていました。初めて面接を受けた企業は、建設系の業界5位と言われている大企業でした。生意気な僕は業界5位なら楽勝でしょ!と謎の自信と甘い考え持っていました。

そして面接会場に入ると、面接官の前に5,6脚の椅子が横一列に並んでいました。ドラマで観るやつだ、なんて考えながら席につき、いよいよ面接が始まります。

「まず自己紹介から始めてください。どなたからでもよいので初めにやってくれる方はいらっしゃいますか?」

こんなものは積極性をアピールするために絶対に1番の方がいいと考え、いの一番に挙手し自己紹介を始めました。氏名と大学及び学部名、長所を述べ、まずはしっかりと手堅いアピールができたと感じていました。すると二人目の学生は僕が話した内容に加え、自分の学生生活での経験も語り始めました。続く学生も同様に経験も踏まえ自己紹介をしていきました。それが正解かはわかりませんが、面接で自己紹介と言われたらそこまで話すものなのか!?と少しだけ焦りました。そして次の質問が僕の就活のターニングポイントの一つとなります。

ーvol.2へ続くー


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