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国立大卒、就活で100社受けた末にアパレルベンチャーを選んだ話。vol.9

 ここでは北海道大学法学部卒の僕が、就職活動中100社以上受け、周囲に猛反対されながらもD2Cアパレルベンチャーに就職した経緯を好き勝手に語っていきます。 進学や就職、転職などで悩んでいる方の参考や心の支え、一歩踏み出す勇気になれば幸いです。

 vol.8では就活のターニングポイントとある出逢いについて述べました。今回は好きなことを仕事にする覚悟を決めたあとの就活について語っていきます。

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好きなことを仕事に

 僕は自分の好きなことを仕事にすべく、アパレルと化粧品の企業を調べ始めました。しかし季節は肌寒い風が吹き始める10月となり、新卒採用をしている企業も減っていました。僕の学生生活も残すところあと5か月となっていました。焦りが全くないと言ったら嘘になりますが、就活で数々の経験をした僕は立たされた状況とは裏腹に落ち着いていました。

落ち着いた心とは反比例し、就活と企業探しは一層スピード感を持って行いました。化粧品はメンズコスメの企業がほとんど存在すらしていなかったため、アパレル企業を受けていました。好きなことを仕事にする覚悟を決めた僕はアパレルのことを学ぶために夜間の学校に通いながら働くことも考えていました。それを支援してくれる企業とも出会うことができました。

しかしそこでアパレル業界の闇を垣間見ることとなります。

アパレル業界とギャップ

 ベンチャー企業の方々と話す以前の自分ならば、気づかなかったかもしれません。しかし変化や新しいことに挑戦する方々を目の当たりにしてしまった僕は、アパレル業界の変化のなさやスピードの遅さ、体制やビジネスモデルの古さに愕然としました。商材は自分の好きなものであるにもかかわらず、仕事としては僕の求めるものではありませんでした。

僕はファッションを通して価値を提供したい。しかしただ会社の歯車になるのではなく、自分でビジネスを興し自分自身が価値を提供できるようになりたい。そうでなければ存在価値がない、とまで思っていました。

そんな僕の想いとアパレル業界には大きなギャップがありました。

ここまで来ると、

「偉そうに選り好みしているだけなのではないか?」

自分でもそう思うようになっていました。それでもTwitterや求人メディアを片っ端から漁っていました。

そうではないアパレル企業だってきっとあるはずだ。

なければ自分で創ろう。

そんなとき、ある求人メディアで一つの会社が目に留まりました。

ーvol.10へ続くー

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