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”共存” から生まれる、waji laboにしかできないものづくり

ー作り手

大阪府・阿倍野区にリノベーションした古民家を工房として構え、革や帆布素材のバッグや旅行カバン、財布を中心に製品を展開するwaji laboさん。
デザインから材料調達、開発製造に至る工程それぞれに精通するスペシャリストが揃う「ものづくり集団」です。

"差し色になるものづくり" を軸として活動するwaji laboさんは、「havito」「ulazan」「aruci」のブランドセクションから成っています。

すべてのブランドにおいて大切にしているのは、「日本の伝統技術」と「日本製の素材」を活かすこと。特に革素材は、革メーカー、工場、そして職人の方々と協力して加工前の原皮の仕入れから加工にまでwaji laboらしさを詰め込んだ逸品を使用しています。

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ーものがたり

枠や常識にとらわれず、自分たちにしかできない作品を生み出し続けること。
その考えの中で、他のブランドと競争するのではなく共存できるブランドになること。

waji laboさんは、この2つを原点においた作品づくりを大切にされています。

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そんなものづくりが行われる工房は、いつも他ブランドのデザイナー、職人をはじめ、画家、教師、学生など幅広い業種の人々が集う場になっているそう。

そこには、 ”全くジャンルの異なるものや場所を見ることから学び、その技術や素材を作品に取り入れる” というwaji laboさんの ”共存” の姿勢が現れています。
他業種のものづくりへの想いや技術、そしてコミュニケーションの中からヒントを探し、コラボレーションをすることで自分たちらしい作品を作ることができる。
その過程を大切に想っているからこそ、waji laboさんにしかできないものづくりがそこにはあります。

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ー想い

waji laboさんはブランドを立ち上げるまで、輸入雑貨店の店舗運営、生活雑貨のバイヤー、そして老舗バッグブランドの生産管理・資材調達。様々な分野で職人・生産者の方々と関わりながら、独立してブランドを立ち上げるためのスキルやノウハウを培ってきました。

どれもブランド立ち上げには欠かせない経験や繋がりであり、自信になったとwaji laboさんは語ります。

老舗バッグブランドの仕事をしていた頃に、歴史ある製造現場で学び、国内の職人たちと関わる有意義な時間を過ごしつつも、生産者の高齢化や海外製品の市場流入により、国産のものづくりが衰退している状況を知ることとなりました。
独立を考えていたwaji laboさんにとって、それは想い悩まされる現実でした。

そんなとき、支えてくれたのが当時周りにいた職人さんでした。
独立への想いを知った職人たちが、背中を押してくれるだけでなく、自らブランドの職人として名乗りをあげてくれたことが立ち上げの大きなきっかけになったのです。

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waji laboさんがものづくりの ”共存” を大切にされているのは、そんな人と人との繋がりから生まれたブランドだからなのかもしれません。

「和(wa)の地(ji)から我(wa)の路(ji)を築く。」

日本という和の地から、 ”共存”から生まれるものづくりを伝え続けていきます。

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ー 作り手情報

waji labo


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