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神は細部に宿る
僕のクリエイティブの先輩から教わった言葉で、制作や仕事に対して姿勢が変わった言葉でもある。今でもこの教えは僕の指針となっている。
そして、この教えは、どんな仕事にも共通することだと思う。動画の世界で言うと、カットの繋ぎを1フレーム(30分の1秒)前にするのか、後にするのかで、伝わる印象が変わってくる。他にも、コントラストを1上げるのか下げるのか、テロップのフォント、ポイント数、位置、bgmを開始するタイミング、音量…etc。どれも、こんなもんだろう、というアバウトなものは存在しない。そこには必ずそうする理由があって、そうでなければならない理由がある。
僕はこの言葉を教えてもらうまで、動画は感覚的につくるものだと思っていた。もちろんそういう側面もある。でも世で素晴らしいとされているものには全て理由があり、理屈がある。そこに拘れるかどうかが、一流と二流、プロとアマの差を生むのだと思う。
これはクリエイティブに限らず仕事、そして生き方にも言えることだと思う。例えば、取引先に電話するタイミング、相手と会話する時の目線の動き、うなずくタイミングと大きさ、マウスやキーボードの位置、メモの位置など。その拘る部分をどんどん細く深くしていくほど、結果を思うように作れるようになっていく。
最初は皆なんとなくスタートする。でも、なんとなくで終わらせず、それを必然に変えていく人がプロになっていくのだと思う。これは意識次第で誰にでもできること。そして、その意識の根幹は、なぜ?なぜ?と深堀していく精神ではないだろうかと思う。
与えられたものを鵜呑みにするのではなく、疑問に思い、答えを見つけるまで考える。結局、この繰り返しと積み重ねが、人生を大きく左右しているのではないか、とつくづく感じる。
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